杉原千畝めぐり新事実明らかに 「世界の記憶」で関心高まる 第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝(ちうね)(1900~86年)に関する国際研究が進んでいる。ロシアとリトアニアで最近、杉原の「命のビザ」をめぐる新たな史実が掘り起こされた。杉原の業績については、現存するビザや発給リスト、手記などの関連資料が昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に申請され、国際的な注目が高まっている。今秋に見込まれる遺産登録が実現すれば、研究に弾みがつくと期待されている。