先般、弊社(ドリームインキュベータ)の創業者・会長である堀紘一と共に、ミャンマーの大手民間企業の経営者3人とお会いした。 わずか3人だが、いずれも立派な経営者であった。この3人と議論しただけでも、ミャンマーという国の人材的な層の厚さ、日本人との親和性をひしひしと感じることができた。 私が働いているベトナムでのことだが、今まで何百人のベトナム人経営者に会ってきた。その中で、日本人的には残念に思うことがある。国や社会に貢献するという意識を持つ経営者が実に少ないということだ。 社会への貢献と言っても、大それた話ではない。メーカーならば、少しでも人々の暮らしをよくする商品を作る。小売りならば、できるだけ良い商品をそろえて、みんなに届ける。こうした気持ちがあれば、それは社会貢献の意識だと思う。 ベトナムでは、ほとんどの経営者が、自らの短期的な利益を得ることを動機としているように見える。彼らは、少し会
(米「パシフィックフォーラム CSIS」ニュースレター、2014年38号) By James Manicom 5月初頭、中国海洋石油総公司(CNOOC)がベトナム沖120海里のところまで中国の最新式油井掘削装置を移動させたことに東アジアは非常に驚いた。 伝えられるところによると、多数の中国沿岸警備艇および軍艦(ある筋によるとだが)によって保護されながらの移動は、ベトナムの不意をつくものだった。ベトナムは中国船と対峙するためただちに沿岸警備艇を派遣したが、掘削装置周辺立ち入り禁止区域3海里内で何回か中国船と衝突することになった。 ベトナムは軍事同盟国を持たないことや、ASEANの不統一、中国と比べて海軍力が弱いことなどから対抗策の選択肢は限られている。しかし、排他的経済水域における中国の一方的な掘削行為を容認することはできない。 中国を孤立させるための外交活動に加えて、ベトナム政府は中国の動
(2014年4月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ロシアと欧州の関係が悪化するなか、ヤマロ・ネネツ自治管区のドミトリー・コブイルキン知事は不安に苛まれているはずだ。ヤマロ・ネネツは北極圏をまたぐ広大な地域で、知事はロシア屈指の資源豊富な地域を運営している。だが、この自治管区はロシアでも特に欧州への依存度が高い地域で、大量に生産される石油とガスの大半を欧州に売っているのだ。 ところが、コブイルキン知事は笑みを浮かべている。「中国が『ガスを売ってくれ!』と言ってくる。彼らにとっては、少なくとも200年にわたりガスを供給できるパートナーを持つことが重要だ。我々にはそれができる」と知事は言う。 欧米との関係悪化で東方シフト加速か クリミア併合が引き起こした危機で経済が大きく揺らぐなか、ロシア政府はアジアに向くようになった。 ロシアのアレクセイ・ウリュカエフ経済発展相は言う。「アジア太平洋地域
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