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【モスクワ=遠藤良介】北方領土の択捉島で今夏、航空宇宙産業などに用いられるレアメタル(希少金属)、レニウムの生産施設が稼働を始める見通しとなった。「択捉産レニウム」が世界に出回れば、ロシアにとって同島の「経済的意義」が増し、北方領土返還交渉には逆風となる。領土の実効支配を強めるロシアは、資源開発に食指を動かし始めている。 国営ロシア新聞によると、択捉島の茂世路岳(ロシア名クドリャブイ火山)で噴出ガスを捕捉し、レニウムを抽出する施設の運用が7~9月ごろに始まる。レニウムはチリや米国など少数の国でしか生産されておらず、世界の埋蔵量は推定1万3000トン。茂世路岳からは年間20トンが大気中に噴き出している。融点は3000度超と高く、ミサイルや航空機のジェットエンジン製造などで素材として活用されている。
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