中国コンセプトによる新店キタイチ 店名は「キタイチ」。ラテン綴りでは「KITAYCHI」と書かれている。漢字を見ると、「中国一智」だ。もともとは、シティバンクのあった場所で、筆者には馴染の建物だ。 中に入ると、一目で全店内が見渡せる。個室や仕切りがない。長時間の店内滞留お断りというタイプの店だ。 大きなメニューと料金表が長いカウンターの上にあって、客はそれを見ながら「注文口」で欲しいものを注文し、そこで支払いを済ます。 すると、ページャー(呼び出し機)が渡され、そのページャーが鳴ると「渡し口」に出向いて、出来上がった料理を受け取るというシステムだ。まるで日本のフードコートに出店する店を1つ切り取ってモスクワに持ってきたようなものだ。 店内で目を引くのは、従業員のユニフォーム(冒頭の写真)だ。 1960年代における中国の文化大革命の映像は、我々日本人の脳裏にも強烈に焼きついているが、まさにそ