安倍首相等数名の日本政財界関係者等による中国建国70周年記念を祝賀するメッセージが27日、CCTVで大きくクローズアップされ延々と流された。米中関係悪化における中国の意図と日本の位置づけを考察する。 ◆CCTVお昼のニュースでほぼ全文公開 9月27日、お昼の中央テレビ局CCTV4(国際)で長い時間を使って、安倍首相の中国建国70周年記念を祝賀するビデオメッセージが放映され、思わずCCTVの画面に釘付けになってしまった。 本当とは思えないような、「あっ!」と声が出てしまうようなニュースだったが、それが本当であることを示すサイトはいくらでもある。 たとえば「安倍晋三の新中国成立70周年を祝うビデオメッセージ、中国語も少し交えて」をご覧いただくと、安倍首相の日本語による祝辞を、そのまま聞くことができる。 このメッセージは、多くの中国のウェブサイトに転載されて、全中国に拡散していったと言っても過言
第11管区海上保安本部(那覇市)は10日、沖縄県・尖閣諸島の接続水域を中国公船10隻が航行したと発表した。 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、在京中国大使館の郭燕公使に抗議した。午後3時現在、領海侵入は確認されてないが、岸田文雄外相らの再三の抗議にもかかわらず、日本を揺さぶる公船による挑発活動はやんでいない。 同本部によると、公船は主に久場島や魚釣島の北西の接続水域を航行。一部の公船には「砲らしきもの」が装備されている。 午前3時ごろには、日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国漁船の乗組員が公船に乗り移る場面を確認。中国海警局が自国のEEZ内と見なして活動した可能性があるため、金杉局長は郭公使に対して「当該海域で中国の漁業に関する管轄権の行使は認めていない」という日本政府の立場を強く申し入れた。 海上保安庁によれば、尖閣周辺では9日昼にも、海警局の搭載艇が中国漁船に横付けし、数
中国共産党機関紙の人民日報は24日、習近平(シーチンピン)国家主席が23日に自民党の二階俊博総務会長と同行した約3千人の訪中団を前に行った演説を、1面トップで報じた。日中関係が冷え込んで以降、人民日報が日中の記事を1面トップで扱うのは異例。 記事には赤字で「中日友好交流大会」と書かれた壁を背に、穏やかな表情で演説する習氏の写真も大きく掲載。国内世論に対し、歴史認識で原則的立場は譲らないことを示しつつ、日本との民間交流を重視していく指導部の姿勢を反映したとみられる。 中国各紙も24日付で習主席の演説を報じた。新京報は、習氏の「中日友好の基礎は民間にある」との言葉を大きく見出しにとった。一方で、中国大手ポータルサイト「新浪」では、習氏の演説を「理解できない」と批判する書き込みも見られた。(北京=倉重奈苗)
日中首脳会談が実現した翌11日朝の中国各紙では、習近平(シーチンピン)国家主席と各国首脳の会談を伝える中で、安倍晋三首相との会談の「差別化」が際立った。 共産党機関紙・人民日報は2面で習主席と韓国、ベトナム、ブルネイなど6カ国の首脳が会談前にそれぞれ握手する写真6枚を並べて掲載。安倍首相だけ背景に国旗がない。写真説明も5人の首脳については「会談した」とあるが、安倍首相だけ「日本の求めに応じて会談した」と記述。写真も一番下だった。 同日の人民日報系国際情報紙・環球時報は、習主席が安倍首相と会談したことを「礼儀作法にならった」とし、「中国側は首相に『礼』を与え、同時に(約束を守るという)『義』を求めた」と強調した。(北京=倉重奈苗)
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