どの指導者にとっても、国民の命にかかわる決断ほど、重いものはない。その意味で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)から自衛隊を撤収するという安倍晋三首相の決定は、極めて大きな政治判断だ。そこから教訓をくみ取り、次に生かさなければならない。その核心とは、安全が確実に保証されるPKOなど存在しない、という世界の現実だ。日本が国際貢献として自衛隊の派遣を続けていくなら、まずこの点を肝に銘じ、準備を整
「平和構築」を専門にする国際政治学者 篠田英朗(東京外国語大学教授)のブログです。篠田が自分自身で著作・論文に関する情報や、時々の意見・解説を書いています。過去のブログ記事は、転載してくださっている『アゴラ』さんが、一覧をまとめてくださっています。http://agora-web.jp/archives/author/hideakishinoda なお『BLOGOS』さんも時折は転載してくださっていますが、『BLOGOS』さんが拾い上げる一部記事のみだけです。ブログ記事が連続している場合でも『BLOGOS』では途中が掲載されていない場合などもありますので、ご注意ください。 南スーダンからの自衛隊の撤収が決まった。日本政府として国連PKOに行っている唯一の貢献であっただけに、私個人の思いとしては、大変に残念だ。 私の専門は平和構築活動であり、私個人としては、国際平和活動に従事している方々に敬
南スーダンでの自衛隊の新任務(アラビア語メディアの報道) 2016年12月12日 18:04 南スーダン国際機関 al qods al arabi netは写真(左)入りで、南スーダンのPKOに参加している自衛隊の新しい部隊が前任者から任務を引き継いだと報じています。 記事は共同を引用しながら、この部隊は新しい安保法制に基づいて、国連職員等の駆けつけ警備やPKO部隊の基地の防衛等の新しい任務も与えられたが、その基本的な任務はこれまで通り、道路建設であると報じています。 ごく短い記事で、事実関係を報じているだけですが、何しろ写真入りでの自衛隊のPKO任務の紹介ですから、読者にどのような印象を与えるか、興味のあるところです。 http://www.alquds.co.uk/?p=643819
陸上自衛隊が、南スーダンに派遣する国連平和維持活動(PKO)部隊に安全保障関連法に基づく駆けつけ警護などの新任務が付与された場合、それに対応する即応対処チーム(QRF)を部隊内に設けることがわかった。機関銃や小銃で武装した隊員を中心に医官、救急救命士なども加えたチームにするという。 南スーダンの部隊は約350人。道路補修などを担う施設隊員が中心で、ほかに宿営地内外を警備する隊員らで構成されている。政府は11月以降に現地入りする次期派遣部隊に新任務を付与するかどうかを、来月にも判断する見通しだ。 陸自関係者によると、QRFは40~50人程度。国連やNGOの職員らが離れた場所で武装集団に襲われた際、武器を持って助けに行く駆けつけ警護や、他国軍と共同で行う宿営地警備を担う。負傷者の応急処置をする医官や司法警察官の資格を持つ警務隊員もチームに加わり、交代で24時間態勢で警戒に当たる。 陸自幹部は「
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