新渡戸全集第五巻を再度借りたのは、地方の研究を読みたかったのと、この巻に収められている「偉人群像」の伊藤公の章で新渡戸が日韓併合を伊藤公に説得している箇所を再度読みたかったからである。 新渡戸は韓国まで行って、2時間に渡って、伊藤公に対し、プロシャの、ビスマークの内国植民について講釈をしたのである。そしてこの内国植民については以前ブログで連載した高岡熊雄博士が詳しい事も他の資料でわかった。高岡は、後藤新平、新渡戸稲造と共にドイツの内国植民の現地を視察している。 ところで、ここに書きたいのは新渡戸の「マルクス批判」である。 伊藤公の前の頁にあった第26章「学徒の模範」でドイツの経済学者グスタフ・フォン・シュモラーが紹介されている。新渡戸はベルリン大学でシュモラー博士の指導を受けたのであった。そして、彼の学徒としての行動を高く評価している。 シュモラー氏のマルクス批判が話の途中で項目を別にして
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