菅官房長官は記者会見で、日本の排他的経済水域内で先月、中国の漁船が、立ち入り検査を行うため乗り込んだ水産庁の職員を乗せたまま航行を続ける事案が発生したことを明らかにしたうえで、悪質な事案だとして中国側に申し入れを行ったと述べました。 そして菅官房長官は、「水産庁からは、職員の安全に十分留意しつつ海上保安庁とも連携し対応にあたったと報告を受けている」と述べたうえで、悪質な事案だとして、外交ルートを通じて中国側に申し入れを行ったと述べました。 水産庁によりますと、中国漁船に乗り込んだ職員はその後、日本側の船舶に戻り、けがなどはなかったということです。 水産庁によりますと、先月5日の午前中に、水産庁の漁業取締船が鹿児島県西方沖の日本のEEZ=排他的経済水域内で違法に操業している疑いがある中国漁船を見つけました。 このため、水産庁は、この漁船に停船を命じたうえで、法律に基づく強制的な立ち入り検査を
尖閣諸島の周辺では、中国公船が荒天の日を除き連日のように領海外側の接続水域を航行している。8日現在、国有化後の領海侵入は199日に上っており、あと1日で200日に及ぶ。海域では海上保安庁の巡視船が警戒を続けており、情勢の緊迫化が収まる気配はない。 海保によると、平成24年9月の尖閣国有化以降、これまでに延べ643隻の中国公船が領海に侵入している。 中国公船の領海侵入が初めて確認されたのは20年12月。その後は23年8月、24年3月に1日ずつ、同年7月の2日間と散発的だった。だが、中国側は国有化を境に方針を転換。1カ月に最低2日間は領海に侵入するようになり、深夜に日をまたいで領海に居座ることもあった。最多は24年12月の8日間で、26年以降は7割以上が月3日のペースになっている。 中国側は昨年8月から、尖閣周辺で活動させる公船の態勢を従来の3隻から4隻に増強。きっかけは中国当局による尖閣周辺
11日に尖閣沖で起きた中国漁船とギリシャ貨物船の衝突により、中国漁民を日本の海保が救助したのを受け、中国の海警は何をしていたのかと中国のネットが炎上。面目丸つぶれの中国政府は日本へ謝意。衝撃が走った。 尖閣沖で衝突事故 第11管区海上保安庁によると、11日5時頃、尖閣諸島沖の公海上で、中国漁船「○晋漁05891」(○:門構えに虫。みん)とギリシャ船籍の貨物船「ANANGEL COURAGE」が衝突した。日本の海上保安庁の巡視船は沈没した中国漁船の船員救助に尽力し、船員6人が救助され中国側に引き渡された。 11日の中国メディアは、日本のメディア報道をなぞる形で、ただ単に文字で「中国側は謝意を表したとのこと」と、他人事のように書き、炎上するネットのコメントの削除に躍起になっていた。 しかし中国政府を非難するコメントは増えるばかりで、中国大陸のネットが炎上し始めた。 すると11日の夜になって、中
【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は11日夜、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の公海上で、ギリシャ船籍の貨物船と衝突した中国漁船が沈没した事故について談話を発表。 海上保安庁の巡視船が、漁船の中国人乗組員6人を救助したことに関し、「日本側が表した協力と人道主義精神を称賛する」とコメントした。 華副局長は、漁船沈没に関して2回にわたり談話を発表。最初の談話では、日本側が救助したことに触れていなかった。尖閣諸島周辺での中国公船や漁船による挑発行為で日中関係が悪化する中で、今回の救助で両国の雰囲気が好転するか注目される。 副局長は最初の談話では「中日両国の公船が(行方不明の)船員の捜索に全力で当たっている。中日の関係部門が協力し、適切に処理することを希望する」などと述べていた。
沖縄県の尖閣諸島の周辺海域で、中国当局の船による活動が活発化していることについて、アメリカ政府は懸念を表明したうえで、「尖閣諸島の日本政府の施政権を損なわせようとする、いかなる行為にも反対する」として、中国の動きをけん制しました。 この問題について、アメリカ国務省のトルドー報道部長は10日の会見で、「尖閣諸島周辺で中国当局の船が増えていることを懸念している」と述べ、中国側の動きに懸念を表明しました。 そして、トルドー部長は尖閣諸島は日本の施政権下にあり、日米安全保障条約の適用範囲だという立場を改めて示したうえで、「尖閣諸島の日本政府の施政権を損なわせようとする、いかなる一方的な行為にも反対する」と述べ、中国の動きをけん制しました。 トルドー部長は前日の9日の会見でも、「日本政府と緊密に連絡を取りながら状況を監視している」と述べ、尖閣諸島についてのアメリカの立場を強調していました。 しかし、
沖縄県・尖閣諸島沖の排他的経済水域(EEZ)で9日から10日にかけ、中国海警局に所属する公船の乗組員が中国漁船に相次いで乗り移るのを、日本の海上保安庁の巡視船が確認した。一連の領海侵入と関連する動きで、中国が漁業管轄権を行使した可能性もあるとみて、海保が警戒している。 海保によると、9日正午前~10日未明、中国公船「海警」と「漁政」の乗組員が、中国漁船5隻に相次いで乗り移ったり、逆に漁船の船員が公船へ乗り移ったりした。立ち入り検査をしていた可能性があるとみた海保の巡視船は、「我が国の排他的経済水域で漁業に関する管轄権の行使は認められない」と無線で警告したという。 中国公船のこうした動きは2012年から昨年7月までに15回確認されたが、今年は初めて。外務省は10日、公船の行動について中国側に説明を求めた。同省関係者は「管轄権を行使し日本の実効支配を弱体化させる狙いがある」と警戒している。 周
今月に入り中国当局の船の活動が活発化している沖縄県の尖閣諸島の沖合では、10日午前中も日本の領海のすぐ外側にある接続水域を中国当局の船10隻が航行しているのが確認され、海上保安庁が警戒と監視を続けています。 また、9日から10日未明にかけては、久場島沖の日本の排他的経済水域や接続水域で、中国当局の複数の船が小型ボートを出して乗組員を近くの中国漁船に乗り込ませたり、ボートを漁船に横づけしたりする様子などが相次いで確認され、海上保安本部は漁業に関する管轄権を行使したのであれば認められないとして警告しました。 尖閣諸島沖では、9日まで3日連続で中国当局の船が日本の領海に侵入するなど活動が活発化しているほか、周辺の海域にはおよそ200隻の中国漁船も確認されているということで、海上保安庁が警戒と監視を続けています。
値下がり ネガティブ日経平均32,307.86-1.68%ネガティブ値上がり ポジティブダウ平均36,247.87+0.36%ポジティブ値上がり ポジティブ英 FTSE7,554.47+0.54%ポジティブ値上がり ポジティブS&P500種4,604.37+0.41%ポジティブポジティブ日本円/米ドル.0.01
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