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6月6日土曜日の12時頃、筆者の携帯に「国民安全処」から緊急災難メッセージが入ってきた。開けてみると、「MERS(マーズ=中東呼吸器症候群)の予防 1.よく手を洗うこと、2.せきやくしゃみの場合は口と鼻をかくす、3.発熱、呼吸器症状の人には接触しないなど」とあった。 国民安全処と言うのは、セウォル号沈没事故の後、朴槿恵(パク・クネ)大統領の鶴の一声で作られた組織で、従来の安全行政府安全管理本部、消防防災庁、海洋警察庁を統合したもの。安全に関する国家の最高決定機関となっている。 そんな組織から国民に向けて一斉に発せられたマーズへの対処法にしては、遅すぎるし、何とも基本的すぎて何の役にも立たない。 韓国では5月の20日に最初のマーズ患者が確認されてから、6日現在で計50人の患者が発症し、このうち4人が死亡した。 国民安全処よりずっと早い先月末の段階で、「カカオトーク」など、SNSではマーズに関
もちろん受けようとして施すのは温情でない。薄情に感じるが、慰めもある。韓日中、隣接する3カ国のうち韓国が最も温かい人類愛と大人君子の姿を備えたという事実が確認されたということだから。それでも最近、MERS初期防疫の失敗と一部の市民の逸脱行為のため、自らを蔑んで自嘲する声が高い。我々の中でそうする理由はなく、そうしてもならない。 この際、突飛な提案を一つしてみる。安倍晋三首相の訪韓だ。安倍首相には、中華圏がSARSのトラウマで韓国に背を向けた今が絶好の機会だ。ちょうど22日が韓日国交正常化50周年だ。手続き・格式・議題も必要ない。失意と苦痛を感じる韓国国民に隣人として友人として深甚な慰労のために訪問することで名分は十分だ。訪米を延期した朴槿恵(パク・クネ)大統領も断りにくいだろう。MERS完治患者と抱擁する姿を見せればなおさらよい。 昨年4月のオランダ・ハーグ韓日米首脳会議で、安倍首相は朴大
2002年11月、重症急性呼吸器症候群(SARS)が中国を襲った。翌年7月まで中国はパニックだった。世界各国は駐在官・企業はもちろん、自国民を一斉に撤収させた。 その時、韓国はどうだったか。当時の金夏中(キム・ハジュン)駐中大使の著書『神様の大使』によると、韓国人は撤収しなかった。撤収どころか「SARS対策委員会」を設置し、寄付金を集めて中国に伝えた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は7月初めに中国を訪問し、SARS発生後に初めて中国を訪問した国家元首となった。参謀が引き止め、中国政府も「来なくてよい。理解する」と伝えたが、盧大統領は訪中を強行した。当時、中国との関係が深まったのは、盧武鉉のこうした勇気と誠意があった。 2011年3月11日、東日本大震災が発生した。この年、日本はまさにパニック状態だった。世界各国の脱出ラッシュが続いた。 その時、韓国はどうだったか。韓国の119救助隊は真っ先に
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