フランスの極右政党「国民戦線」党首マリーヌ・ルペン氏は、フランス大統領選の支持率を維持しようと懸命になっている。中道無所属のエマニュエル・マクロン氏、保守・中道の統一候補フランソワ・フィヨン氏、急進左派のジャン・リュック・メランション氏の4氏が支持率が拮抗しており、第1回投票の行方は混沌としている。 ルペン陣営はSNSでの存在感を高めることに大きな重点を置いてきた。さらに現在では対立候補にフォロワーの数で優位を示すことに力を入れている。常にルペン支持派のハッシュタグがTwitterのトレンド入りしており、ルペンを支持する声が高まっているという印象を受ける。 しかし最近の分析結果によると、ルペンのSNS上の優位は、実際には少人数の組織化されたフォロワーのグループが、事前に用意したミーム(ネットに拡散させる画像、コメントなどの情報)やハッシュタグをTwitter上に急速に拡散させた結果だとみら