増井 「今日(7日)は、投票まで2週間余りに迫ったフランス大統領選挙についてです。 最新の世論調査によりますと、極右政党『国民戦線』のルペン党首と、中道の無所属のマクロン前経済相が、ともに支持率およそ24%ときっ抗していて、激しい選挙選が繰り広げられています。」 花澤 「EU=ヨーロッパ連合との関係や、移民問題、テロ対策が主な争点となっていますが、今、新たに隠れた争点が浮上してきています。 それがこちら、『対ロシア政策』です。 まずはフランスとロシアを巡る現状について、松岡さん、お願いします。」 松岡 「まず、フランスが加盟するEU=ヨーロッパ連合とロシアの関係ですが、3年前のクリミア併合などウクライナ情勢をきっかけに激しく対立。 EUは、ロシアに対して、経済制裁を科しています。 一方、ロシアは、対抗措置として、EUからの農産物の輸入を禁止しています。 実は、その影響を大きく受けているのが