「新冷戦」とも呼ばれる欧米とロシアの対立、「イスラム国」の勢力拡大…、2015年、世界はどこへ向かうのか。世界のリスクを分析するアメリカの調査会社が発表する「2015年の世界の10大リスク」を徹底分析。調査会社の社長で、リーダー不在の世界秩序を「Gゼロ」と名付けたことで知られる国際政治学者のイアン・ブレマー氏にインタビューし、2015年の世界を展望する。 出演:今村啓一(アメリカ総局長)
【台北=田中靖人】欧州で今月下旬に開かれた中国研究の学会で、中国政府高官が冊子に掲載された台湾の協賛団体の紹介ページを破るよう要求し、実際に破棄されていたことが28日、分かった。台湾の有力紙、自由時報が同日付で報じた。中国側が海外での学術交流にまで政治問題を持ち込んだ形で、中台関係にも影を落としそうだ。 問題となったのは、ポルトガルの大学2カ所を会場に22~26日に開催された欧州中国学会の2年に1度の総会。同学会には欧州の中国研究者を中心に約700人が登録している。 自由時報によると、23日の開会式で、中国政府傘下の「孔子学院」トップ、許琳氏が、冊子に台湾の元総統の名を冠した「蒋経国国際学術交流基金会」の紹介文があることを問題視。自身も協賛団体であることを理由に、該当ページを破らなければ配布を認めないと訴えた。このため、冊子はページを破って配布されたという。同学会憲章は「いかなる政治活動に
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