米メリーランド州ヘイガーズタウンの選挙集会で支持者らに語り掛けるドナルド・トランプ氏(2016年4月24日撮影)。(c)AFP/MOLLY RILEY〔 AFPBB News 〕 我々が欲しいものは何か? ドナルド・トランプ氏は群衆に向かってこう問いかける。「壁だ!」と群衆は返す。誰が壁の建設費用を払うのか? 「メキシコだ!」 さて、ここにトランプ氏が決して聞かないことがある。記録的な数で私に反対票を投じるのは誰か、という問いだ。その答えは「ヒスパニックだ!」というものになるはずだ。違う点は、最後の問答がほぼ確実に現実になることだ。 カリフォルニア州での最後の予備選に向けてカウントダウンが激しくなる中、同州の保守派層はまた別のことを自問するかもしれない。共和党がこのゴールデンステート(黄金州)で歩んだのと同じ道のりをたどることを望むか、という問いだ。 もし答えがノーならば――そしてノーであ