「習氏の終身指導ありえない」中国共産党の中央党校幹部：朝日新聞デジタル中国共産党の政策を理論面で支える中央党校の幹部が６日、先月閉幕した中国共産党大会の成果を海外メディア向けに説明する記者会見で、「最高指導者の終身制はありえない」と明言した。党大会で権力を強めた習近平（シーチンピン）総書記が、毛沢東のように死ぬまで最高指導者の地位に残るのではないかという見方を否定したものだ。 発言したのは、党大会代表として審議にも加わった中央党校の謝春濤教授。習氏は慣例に反して２期目の最高指導部に後継世代を入れなかったため、３期以上の長期政権を視野に入れているとの見方が強まっている。 謝氏は「２期目が始まったばかりで（習氏の任期を）語るのは早すぎる」とも話したが、終身制が採り入れられることはないとの考えを示した。習氏への個人崇拝を指摘する見方にも「党は過去の教訓をくみとっており、今後は絶対に起きない」とした。 謝氏は、党の「核心」となった習氏の指導的役割は「非常に突出してい
