金宇中(キム・ウジュン)氏は涙を見せ、「大宇解体劇」への無念さをにじませたという(写真は2005年6月)〔AFPBB News〕 15年前の解体劇について初めて本人が詳細を明らかにしたほか、北朝鮮との秘密接触、サムスングループとの幻の「ビッグディール」(事業交換)交渉などについて語っており、韓国の産業界でも話題となっている。 金宇中氏は、出版に合わせて8月26日に滞在先のベトナム・ハノイから帰国し、大宇グループの元幹部などとの会合に姿を見せた。この席で、「過ぎ去ったことに恋々とする気はないが、私たちがしてきたこと、私たちの主張について正当な評価を受け、大宇解体が正しかったのかどうか、明確にしたい」と述べた。 短い挨拶の途中で、涙を見せ、「大宇解体劇」への無念さをにじませた。 この日、出版された本は『金宇中との対話』。韓国の大手経済紙の「毎日経済新聞」出身であるシンガポール大学教授が、150