こちらのサイトに、2014~2016年のウクライナ製菓市場のブランド別動向に関するデータが出ているので、紹介する。ポロシェンコ大統領は、2014年の選挙戦に際し、利益誘導の疑惑をかわすため、自らが保有する製菓大手「ロシェン」を身売りする構えを示していたが、現在のところ実現していない。上に示したのが2014年の市場シェア、下に示したのが2016年のそれなのだが(単位は菓子類の生産量、トン)、ポロシェンコ大統領在任中にロシェンの一強体制が強まるという、少々よろしくない現象が起きている。なお、ウクライナの製菓産業全体では2016年にわずかながら生産が回復し、前年比0.1%増の69.9万トンとなった。