【ワシントン=加納宏幸】米紙ワシントン・ポストは2日、7月に中国で死去したノーベル平和賞受賞者で民主活動家の劉暁波氏にちなみ、ワシントンの中国大使館前の通りを「劉暁波プラザ」に改称するよう主張する社説を掲載した。 社説は、改称によって「劉氏の生涯や功績をたたえ、中国に人権弾圧を看過していないと伝える」ことができると強調した。また、中国外交官に劉氏や拘束中の人権活動化や弁護士を思い起こさせ、劉氏の妻の劉霞さんの解放を促すことにつながると指摘した。 米議会では共和党のクルーズ上院議員らが今年5月に「劉暁波プラザ」に改称するための法案を提出した。上院は過去に同様の法案を可決したが、オバマ前大統領は改称に慎重で、上下両院で可決しても拒否権を発動する構えをみせていたため実現しなかった。 ワシントンでは冷戦期の1980年代、旧ソ連大使館前の通りがノーベル平和賞を受けた人権活動家の名にちなんで「アンドレ
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