トルコにおける国民投票――「大統領制」は何をもたらしうるのか 岩坂将充 現代トルコ政治研究、比較政治学 国際 #トルコ#エルドアン 去る2017年1月21日、トルコで現憲法(1982年憲法)の改憲に関する法案(注1)が議会(注2)にて成立した。これは、現憲法下のみならず、1923年の共和国建国以来90年以上にわたって続いてきた議院内閣制の廃止と、大統領制の導入を目指すものである。今回の改憲案は、4月16日に国民投票に付され即日開票されるが、賛成票が過半数におよべば、エルドアン大統領(Recep Tayyip Erdoğan;在職2014年8月~)が多くの権力を手にする新たな体制が実現し、トルコは共和国史上最大の政治的転換点を迎えることとなる。 本稿では、こうした大きな転換をもたらしうる国民投票の背景を、エルドアンと彼の出身政党である現与党・公正発展党(Adalet ve Kalkınma
エジプト・サウディ関係(紅海の2島問題) 2016年12月30日 15:22 エジプトサウジアラビア 随分前のことになりますが、エジプトとサウディが両者間の海上の国境を画定することとし、エジプトがかって自国領だと主張していた、ティランとサナーフィールはサウディ領であると合意したことおよび、この問題についてはサウディの金と引き換えに自国領を割譲するものだとして、エジプト国内で強い反対意見が持ち上がり、行政裁判所は、この決定は無効との判決を下し、エジプト政府が行政最高裁判所に上告している事件があったことは報告済みです。 この問題について、アラビア語メディアは、エジプト政府は29日この合意を確定し、エジプト議会に送付して、決定を待つこととした(ということは、いわゆる批准を求めたということでしょうか) 最高裁判所の判決は来年1月16日に出ることになっていますが、議会の審議と裁判所での検討の2が衝突
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