一水会機関紙『レコンキスタ』第350号(平成20年7月1日発行)を手掛りとして 今から6年近く前、一水会機関紙『レコンキスタ』で、同紙発刊350号(平成20年7月1日付)を記念して、代表の木村三浩君のインタビューを受けたことがある。タブロイド紙の1面から2面全頁を使っている。前文に「創刊初期のメンバーであり、活動の創出と編集に携わった犬塚哲爾顧問をお招きし、当時のご苦労や学生運動の経験をお聞きした」とある。私は50代の10年間、ある思いがあって「哲爾」という通称を用い、還暦を期に本名に復した。 その記事は①「350号を迎えて」②「新右翼は活字媒体を重視した民族運動だ」③「民族派として国政に影響を与えられる存在となれ」④「直接行動を全面否定する奴は右翼じゃない」⑤「思想を高め見識を持ち常に当時者意識を忘れず」という5本の中見出しが立っている(数字は筆者が便宜的に付けた)。思想的に「進歩」のな