暮らし Business & Financial News, Breaking US & International News | Reuters.com
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【シンガポール=青木伸行】中国と南シナ海で領有権を争うベトナムが、歴史的につながりが深いロシアを“盾”に中国に対抗している。政府はロシア国営ガス会社と、南シナ海の2鉱区を共同開発する。潜水艦の乗組員を訓練のためにロシアに送り込み、軍事技術協力も進めている。中国は共同開発に反発しており、南シナ海へのロシアの“進出”が、微妙な情勢変化をもたらしそうだ。 共同開発は4月初め、ベトナム国営石油会社ペトロベトナムと、ロシア国営ガス会社ガスプロムの間で合意された。2鉱区は南シナ海の大陸棚にあり、総埋蔵量は天然ガス556億立方メートル、原油2510万トンとみられている。 ベトナムはすでに、インド国営石油天然ガス公社とカムラン湾沖の鉱区の共同開発を進めている。これと同様に、ロシアとの新たな共同開発は、逼迫(ひっぱく)する電力事情に対応するのみならず、南シナ海の領有権を既成事実化して中国を強く牽制(けんせい
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