【北京=五十嵐文】中国の王毅外相は6日、エチオピアの首都アディスアベバに到着し、アフリカ4か国歴訪を開始した。 王外相は同日、内戦の危機にある南スーダン政府と反政府勢力の代表とそれぞれ会談して停戦に向けた調整に乗り出し、アフリカでの中国の存在感を誇示した。 中国外務省によると、王外相は双方との会談で、「南スーダンは新生国家で、当面の急務は社会の安定と経済の振興発展だ」と述べ、戦闘の即時停止を求めた。 中国は南スーダンの油田開発で最大の投資国だが、今回の部族間対立で油田の生産停止に追い込まれている。南スーダンには、約350人の中国の国連平和維持活動(PKO)部隊も展開中だ。 王外相は6日、中国の出資でアディスアベバに建設されたアフリカ連合(AU)会議センターを見学し、「アフリカ統合に対する中国の支持の象徴」だと強調した。同日のエチオピアのハイレマリアム首相との会談では、日本と対立する沖縄県・
12月26日、内戦の危機に陥っている南スーダンのディエウ石油・鉱物相は、反体制派がユニティ州の一部油田を掌握したことを明らかにした。写真は会談する同国のキール大統領(中央)とエチオピアのデサレン首相(左)、ケニアのケニヤッタ大統領(右)。ジュバで撮影(2013年 ロイター/Hakim George) [ジュバ 26日 ロイター] - 内戦の危機に陥っている南スーダンのディエウ石油・鉱物相は26日、反体制派がユニティ州の一部油田を掌握したことを明らかにした。施設が破壊される恐れがあるとしている。 2011年に独立したばかりの南スーダンでは、今月15日に首都ジュバで武力衝突が発生。キール大統領の政府軍と、大統領に今年7月に解任されたマシャール前副大統領の反大統領派の戦闘は原油生産地帯などにも拡大し、国連によると、国内10州の半分で衝突が発生している。
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