防災ヘリ用カメラを不正輸出=軍事転用可能、廃棄品落札-中国人留学生送検・警視庁 中国に不正輸出された防災ヘリコプター用赤外線カメラと同型で、警視庁が所有するカメラ=24日午後、同庁 国土交通省が廃棄した防災ヘリコプター搭載の赤外線カメラをインターネットのオークションで落札し、中国の会社に不正に転売したとして、警視庁公安部は24日、外為法違反(無許可輸出)容疑で、中国人留学生の男(22)=東京都足立区=を書類送検した。 カメラは米国製で米軍の偵察機にも使用されるなど軍事転用が可能なため、輸出が規制されている。男は容疑を認め、「生活費を稼ぐためだった」と供述しているという。 送検容疑は昨年5月28日、航空機搭載用の赤外線カメラ1台(直径約38センチ、高さ約45センチ、重さ約44キロ)を経済産業相の許可を受けずに成田空港から中国・香港に輸出した疑い。 同部によると、カメラは国交省四国地方整備局の