パキスタンが北京(Beijing)で物乞い中(Begging)――。政府への風刺とも取れるテロップを国営テレビ局「PTV」が流したとして、局トップが更迭される騒ぎがパキスタンで起きている。カーン首相が中国に巨額の経済支援を頼んだ直後だっただけに、過度な中国依存をいさめる「風刺テロップ」ではないかとの臆測もSNSで広がった。 問題のテロップは、パキスタンのイムラン・カーン首相が訪問先の中国・北京で演説する様子を映した生中継で、今月4日に20秒間映し出された。発信地の「Beijing(北京)」と表記すべきところを「Begging(物乞い)」と表記した。 国営テレビ局は公式ツイッターで「タイプミスによるもので遺憾」と火消しに走り、局幹部を注意したほかテロップ担当者らを停職にした。事態を重くみた政府は6日、就任2週間足らずの局トップを更迭した。 カーン首相は目下の財政危機を乗り切るため、10月にサ
パキスタン南西部バルチスタン州の当局者によると、同州グワダル港近郊で13日、道路建設に従事していた作業員10人が武装グループの銃撃を受けて死亡した。地域の分離独立派の犯行とみられる。グワダル港は、中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の一部をなす中パ経済回廊の要衝。道路建設は、回廊整備の対象事業ではなかった。(ニューデリー 岩田智雄)
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