安倍総理のトルコ訪問で、正式に日本がトルコの原発を建設することが、決定したようだ。それは、今後のトルコと日本との関係を考えた上で、大きな意味があろう。原発は3年や5年で廃棄になるようなものではなく、30〜50年と長期にわたるものだからだ。 エルドアン首相も安倍総理も、互いにこの契約で一蓮托生というか、戦略的パートナーになった、と自覚したのではないか。今回の原発受注については、中国や韓国もだいぶ本腰を入れていただけに、今後これらの国々の動きも、考慮しなければなるまい。 もう一つ考慮しなければならないのは、今回の日本の出した援助が、中国の半分であったことだ。したがって、それでも日本から受注したということでは、国民に説得できまい。そのためエルドアン首相は、それ以外の案件で日本の援助を、求めてくるものと思われる。 それらの計画は、イスタンブールに大空港を建設する計画であり、人工ボスポラス海峡の建設