Xi Jinping, BRICS Summit. Day one(Kremlin, CC BY 4.0) , Illustration by The HEADLINE 近年、新彊が国際社会の注目を集めている。これは新疆を「安全保障」社会や「警察」社会、「監視」社会などと評するメディアや学者が登場したことによる(Rajagopalan 2018, Chin and Bürge 2017, Millward 2018)。中国当局がウイグルの少数民族を主な対象として実行した、様々な安全保障措置を指してのことである。 こうした措置に含まれるのは、この地域の警備を目的とした、数万人規模に及ぶ治安部隊の増強(Zenz and Leibold 2017)や、住民を監視するための生体認証システム導入(HRW 2017)、数十万ものウイグル族や、カザフ族などテュルク系のイスラム教徒少数民族が隔離され、教化
中国とロシア、それに中央アジアの国々でつくる「上海協力機構」の首脳会議が開かれ、インドとパキスタンの2か国の正式加盟が認められました。加盟国の人口は30億を超えますが、加盟国の間で領有権をめぐる対立があるなど、組織の拡大と結束の両立が課題となりそうです。 会議では、インドとパキスタンの正式な加盟を決め、2001年の発足以来初めて加盟国が増えました。これによって加盟国の人口は合わせて30億を超え、世界のGDP=国内総生産に占める割合は、およそ20%に上ります。 拡大を主導したプーチン大統領は「政治や経済分野などで、より強力で影響力のある組織になる」と歓迎し、テロ対策や経済協力を進めることに意欲を示しました。 しかし、新たに加盟したインドとパキスタンはカシミール地方の領有権をめぐって対立しているほか、中国とインドも先月、北京で行われた国際会議をインドがボイコットするなど関係はギクシャクしていて
【モスクワ=遠藤良介】ロシアと中国、中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)の首脳会合が8日、カザフスタンの首都アスタナで開幕。2日間の日程では、準加盟国のインドとパキスタンの正式加盟が承認され、SCOが初の「拡大」を果たす見通しだ。正式加盟の受け入れは、SCOの存在感向上を狙うロシアが主導。しかし、対立し合うインドとパキスタンの加盟は、同機構の効率や方向性を不透明にするとみられている。 首脳会合に先立ち、プーチン露大統領と中国の習近平国家主席が会談し「連携強化を確認した。インドとパキスタンは2015年に正式加盟を申請。SCO内部の機能強化を優先する立場から中国が受け入れに消極的で、手続きに時間を要した。SCOは、加盟8カ国で世界の人口の43%、国内総生産(GDP)の24%を包含する機構となる。 ロシアのウシャコフ大統領補佐官は、インドとパキスタンの加盟で「機構の国際的権威が高まる
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