中朝国境を流れる鴨緑江北朝鮮側に建設中の太陽を模した建物。ホテルと見られていたが、北朝鮮紙はアパートだと伝えている=2019年8月撮影 国連安全保障理事会の決議に基づき、加盟各国が北朝鮮労働者を送還する最終期限である2019年12月22日が近づいている。17年12月22日に採択された決議の趣旨は本来は「ただちに送還する」ということなのだが、「24カ月以内」という猶予期間も設けていた。注目されるのは北朝鮮労働者の人数が圧倒的に多い中国の対応だ。特に中国の北朝鮮との国境地帯では、北朝鮮労働者は地元経済に欠かせない労働力となっており、中朝双方による「抜け穴」を模索する動きが指摘されている。