【北京時事】中国メディアによると、中国の科学者が26日、遺伝子組み換え技術により生まれながらにエイズウイルス(HIV)に対する免疫を持つ赤ちゃんを世界で初めて誕生させたことを明らかにした。 しかし、倫理上の問題を無視した試みに国内外の中国人科学者122人が連名で非難声明を発表。当局も調査に乗り出すなど大きな波紋を呼んでいる。 この科学者は、賀建奎・南方科技大学副教授。エイズに抵抗力を持つ遺伝子を注入した受精卵から、2人の女の子が今月生まれ、「露露」「娜娜」と名付けられたという。賀氏は「遺伝子組み換え技術を疾病予防の分野に用いた歴史的一歩」と強調した。 しかし、倫理的な手続きを経ておらず、所属する広東省深セン市の大学も一切の関与を否定。中国人科学者の非難声明は「狂っているとしか形容しようのない人体実験だ」「人類全体に対するリスクは計り知れない」などと糾弾している。
【北京・河津啓介】中国の民主活動家で末期がんのために刑務所から病院移送されたノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏(61)を巡り、欧米を中心に中国政府に劉氏の治療目的の出国を求める動きが広がっている。7、8日にはドイツで主要20カ国・地域(G20)首脳会議があり、習近平国家主席も参加。支援者は「日本を含む各国の指導者が中国に劉氏の解放を働きかけてほしい」と期待を寄せる。 中国当局によると、劉氏は「肝臓がんが全身に転移」し、妻の劉霞さんも長期の軟禁生活で重い抑うつ状態にある。6月30日には関係者のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で、劉霞さんの介助で食事を取る劉氏とみられる写真が公表された。衰弱した様子がうかがえ、多くの支援者が「劉氏に残された貴重な時間を、せめて夫婦で平穏に過ごしてほしい」と願っている。
中国で服役中にノーベル平和賞を受賞し、がんを患って仮釈放された作家の劉暁波氏をめぐり、劉氏を診察したドイツの医師らが中国の治療を評価したような発言をした映像がインターネット上に投稿され、北京にあるドイツ大使館は当局による情報操作だとして批判しました。 劉氏について今月8日、診察が許可されたドイツとアメリカの医師2人を含む2つの映像が10日までに、中国国内では投稿も閲覧も規制されている動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿されました。 合わせておよそ1分30秒ある映像では、劉氏のベッドのそばでドイツの医師らが劉氏の妻に「中国の医師たちは熱心に治療に取り組んでいる」と英語で話す様子が確認できます。映像は、誰が投稿したかは明らかになっていませんが、ドイツの医師が中国の治療を評価したような発言だけが編集された場面もあります。 これを受けて北京にあるドイツ大使館は10日声明を発表し、「強い懸念」を示し
中国遼寧省・瀋陽市の司法局は5日、獄中で末期の肝臓がんと診断された中国の著名人権活動家、劉暁波(リウシアオポー)氏(61)について、米独などの世界的権威のがん治療専門医を近く中国に招き、診察してもらうと発表した。家族の要請を受けて決定したとしている。 劉氏は瀋陽市内の病院に入院中。ドイツを訪問中の習近平(シーチンピン)国家主席が5日に中独首脳会談、7日からは主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に臨むことから、劉氏の出国を認めないことに対する国際社会からの批判をかわす狙いもあるとみられる。 劉氏と妻の劉霞(リウシア)氏(56)の出国についてはドイツが受け入れの意向を示し、先月から北京の大使館が中国当局と交渉していた。劉氏の病状が明らかになった後は、米国も受け入れに向けて動いているとされるが、中国当局は病状が重いことを理由に拒否している。(北京=延与光貞)
【北京=西見由章】ノーベル平和賞受賞者で服役中に末期がんと診断された中国の民主活動家、劉暁波氏(61)について、中国当局は29日までに、「原発性肝臓がんが全身に転移している」との診断結果を発表した。刑務所での綿密な定期検査や専門家らによる集中的な治療など適切な対応を強調しており、劉氏の健康状態の悪化に対する国内外の批判をかわす狙いがありそうだ。 劉氏は遼寧省錦州の刑務所から同省瀋陽の中国医科大付属病院に移送され治療を受けている。 瀋陽市司法局の発表によると、5月31日の定期検診で臓器に異常が見つかり、ただちに刑務所を出て病院で検査を受け6月7日に診断が確定。8人の専門家チームが策定した計画に基づいて治療を進め、家族の要望を受けて漢方医も治療に加わっているという。 劉氏の弁護人は「5月23日に末期がんと診断された」としていた。 同司法局は、劉暁波氏と家族が当局側による診療に「満足している」と
農民の売血とエイズの蔓延 高医師が診察した女性患者は、それから10日後に死去した。 高医師は女性患者の感染経路を解明するために、100カ所以上の村を訪問して聞き取り調査を行った。最後にたどり着いた真相は、次のようなものだった。 1990年代、河南省の貧しい農民たちは、子供を学校に送るために売血していた。そして、病院は買ってきた血液を検査消毒せずに患者に輸血していた。その女性はHIV感染した血液を輸血されたのだった。 農村の住民がHIV感染した血液を輸血されることは決してレアケースではなかった。 ある調査によれば、武漢市中南医院の医師が、売血歴のある155人の農民を検査したところ、なんと90%以上の農民がHIVに感染していたという。 高医師の調査で、次のような感染経路の実態も明らかになった。生活苦に追い込まれた農民は村の採血ステーションで血液を売る。そのステーションでは、多くの人の同じ型の血
今さらエイズという病気を知らない人はいないだろう。エイズはHIV(ヒト免疫不全ウィルス)の感染によって発症する病気である。中国の保険当局者の話として伝えられるところによれば、中国では2014年に新規HIV感染者とエイズ患者数が前年比で約14%増加したという。 1996年、中国河南省鄭州市の産婦人科医師、高耀潔(こう・ようけつ)氏は、鄭州武警医院の依頼で、42歳のある女性患者を診察した。40度に上る高熱が16日間も続き、口のなかは重度な潰瘍(かいよう)の症状が見られた。診察に立ち会った医師の多くは、何かの奇病に犯されているのではないかと考えた。そのなかで高医師は、この女性は免疫系の病気にかかったのだろうと診断した。血液検査の結果、高医師の読みは的中した。その女性はエイズだった。 しかし、女性にはHIV感染者との性交渉の経験はなく、麻薬注射歴もなかった。どのようにしてHIVに感染したのかは謎だ
19:20 Putin says troops build-up near Ukraine borders was part of "exercises" 19:00 Volodymyr Zelensky tells Boris Johnson Nord Stream 2 commissioning by Russia "unacceptable" 18:20 Zelensky asks U.S. for clarity on NATO MAP – media 16:20 U.S. financial institutions prohibited to buy Russian bonds 15:40 Education minister: Best lecturers at President's University in Ukraine to be paid at least US$
2000年以上前、中国の古典的医学書「黄帝内経」は、肥満を「脂肪分の多い肉類と精製された穀物」の食べ過ぎが引き起こす病気としていた。一世代前までは、上流階層以外の全ての人にとって、そのような食生活は想像を超えた贅沢だった。 しかし、それ以来、中国人の胴回りは憂慮すべきペースで膨張してきた。 成人人口の4分の1以上、数にしておよそ3億5000万人が過体重か肥満だ(6000万人以上が後者の範疇に入る)。どんなに少なく見積もっても、この数字は栄養不足人口の2倍に上る。 所得の増加と食生活の多様化に伴い、脂肪分の多い食品と炭酸飲料の摂取量がかなり増えている。現在の食事に含まれる油脂類と肉類の量は1980年代の2倍以上に上る。 成人の糖尿病発症率はほぼ米国並み これにより、心臓病(現在、死因の3分の1以上を占める)と、それほど目立たない糖尿病の急増の両面で健康被害が生じている。肥満と密接に関係する糖
7月8日、中国は低所得者の医療充実めざし、病院に救急患者を拒否しないよう指示。写真は上海の病院で2014年5月に撮影(2014年 ロイター/Aly Song) [北京 8日 ロイター] - 中国国家衛生計画生育委員会は8日、国内の病院に対し、救急治療を必要とする患者の受け入れを拒否しないよう指示した。政府は、医療の充実を主要政策の1つに据えている。 しかし、病院は資金不足に陥っていたり、混雑していることが多い。加えて、多くの医師や看護師は賃金が安く、不足を賄賂で補っている。このため、医療費は無料ではないが安いとされているにもかかわらず、低所得者は経済的理由で治療を受けられないケースが、地方を中心に多くみられる。
政治と経済 1年前とは違う安倍首相が迎える正念場 特別インタビュー: ジェラルド・カーティス教授~ジャパン・サミット2014 | JBpress (ジェイビープレス)
エコノミスト・カンファレンス「ジャパン・サミット2014:2020年に向けた日本の転換」からお届けするリポート第3回は、『世界の中の日本』。政治学者でコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授が安倍政権への評価を述べた(4月17日開催)。 カーティス 今、安倍(晋三)首相が問われているのは、「3本目の矢」はどうなったのか、いつ実行されるのかということです。 今後3カ月から6カ月は、安倍政権にとって極めて重要な時期だと思います。曖昧な期待感だけで人を長期間導くことはできません。今こそ具体的な成果を示す必要があります。 数カ月のうちにそれができれば、多くの人が抱いている不信感、3本目の矢には具体性がないのではないかという懸念が解消されるはずです。 例えば、法人税の引き下げです。私の理解するところでは、安倍首相は今後3年間に段階的に29%まで引き下げたいと望んでいるようです。しかしこれには財務省
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