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2020年の台湾総統選の前哨戦でもある統一地方選挙で中国からの独立色が強い与党・民主進歩党(民進党)が、予想外の惨敗を喫した。これまで22県・市のうち13の首長を確保していたが、半分以下の6にまで減らした。総統の蔡英文(62)は民進党の党首辞任にまで追い込まれた。中国は16年の総統選で蔡英文が大勝して以来、民進党政権を「民族分裂を画策する独立派政権」と見なし接触を断った。敵視する蔡英文の苦境と
6月12日の歴史的な米朝首脳会談を巡って戦っていたのは、米大統領のトランプと北朝鮮委員長の金正恩(キム・ジョンウン)ばかりではなかった。中国国家主席、習近平(シー・ジンピン)も重要な陰の参戦者だった。核放棄を巡って「検証可能な」の文字がなく、米韓軍事演習の中止にまで踏み込んだ米朝会談は、トランプによる金正恩への一方的譲歩であり、後ろ盾だった中国の習近平も「勝ち組」になったかに見える。その判断は
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