ウクライナをめぐって米帝―北大西洋条約機構(NATO)とロシアが全面的な軍事衝突寸前の一触即発状態に突入している。〈コロナ×大恐慌〉情勢と新自由主義の大崩壊がもたらす戦後世界体制の最後的崩壊、何より基軸国・米帝の危機が、ウクライナと台湾、中東を焦点に世界(核)戦争に転化しつつある。とりわけロシア・ウクライナ危機と中国侵略戦争危機は連動している。労働者人民が生きる道は、反帝国主義・反スターリン主義世界革命以外にない。世界の労働者人民と連帯し反戦闘争に立ち上がろう。 米欧ロが軍事行動へ動く 昨年10月末以来、10万人規模のロシア軍部隊がウクライナ国境周辺に集結し演習を繰り返している。昨春に続くものだ。このなかで米ワシントン・ポスト紙は12月3日、米政府情報を分析してロシア軍が17万5千人に部隊を増強してウクライナに侵攻する計画を持っていると報じた。ウクライナでの戦争が一挙にリアリティーを増した