アメリカ政府の高官は、核実験を強行した北朝鮮への制裁を強化するため、北朝鮮から石炭などの資源を輸入し続けている中国に対して、輸入の禁止措置を徹底するよう求めていることを明らかにしました。 そのうえで、中国が今も北朝鮮から石炭などの天然資源を輸入し続けていることを念頭に、「貿易の対象が石炭であれ金であれ、北朝鮮の大量破壊兵器計画の支援につながる貿易は、国連の制裁決議で禁止されている」と指摘し、制裁強化の1つとして、中国に対して輸入の禁止措置を徹底するよう求めていることを明らかにしました。 ことし3月に採択された国連の制裁決議では、北朝鮮からの石炭などの輸入は原則禁止されたものの、「民生目的」であれば輸入が認められる文言が盛り込まれており、アメリカ政府は、制裁の抜け穴になっているとして、この文言を取り除くよう求めていますが、中国側は難色を示しているということです。 ウォルフスタール上級部長は「