2015年は、不安な気持ちと嫌な予感がすべての大国の中心都市に住み着いたかのように思われた年だった。北京からワシントン、ベルリン、ブラジリア、モスクワ、そして東京に至るまで、政府もメディアも市民もびくびくし、苦境に立っていた。 このような形で不安感が世界中に広がるのは珍しいことだ。 過去30年以上にわたって、強気で楽観的な大国が常に1つはあった。 1980年代の後半には日本が数十年間に及ぶ景気拡大をまだ謳歌しており、自信に満ちた様子で世界各地の資産を買いあさっていた。 1990年代には米国が冷戦の勝利と長期の景気拡大という恩恵に浴していたし、2000年代の初めには、共通通貨を導入したり加盟国を2倍近くに増やしたりした欧州連合(EU)が活気づいていた。そして過去10年間は、政治と経済の両面で成長を続ける大国の中国に世界中が敬意を表することがほとんどだった。 すべての大国が不安に苛まれる時代
しかし、こうした東方シフトは正しく、有望な針路だと見られている。ロシアの政財界では少しずつ、政治的にも経済的にも「欧米との未来はない」という意見が形成されつつある。 ロシアが前回、これほど強烈に西側を否定し、大きく東を向いたのは、恐らくロシア革命後に内戦が繰り広げられていた1918~25年のことだ。 当時のロシアは、ソ連に対抗する攻撃的な西側同盟と対峙していた。 ここで興味深い疑問は、この「アジア・トレンド」が欧米諸国との関係が正常化した時にすぐに衰える短期的なアプローチなのか、それとも本物の長期的なトレンドで、東アジア、東南アジア、南アジア諸国との本格的なパートナーシップに発展するものなのか、という問いだ。 新たな「東方シフト」の兆しが見えてきたのは、2012年、ウラジーミル・プーチン大統領がロシア国家の21世紀全体の概念として極東シベリア開発を宣言した時のことだ。同じ年に極東開発省が創
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政治と経済 'I add my voice to those calling on Russia to urgently release Savchenko' - Mogherini - uatoday.tv
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