中国の軍用機8機が25日、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過して東シナ海と太平洋の間を往復し、自衛隊機がスクランブル=緊急発進しましたが、領空侵犯はありませんでした。このうち2機は戦闘機と見られ、この空域を通過するのは初めてだということです。 また、戦闘機と見られる2機が飛行しているのも、緊急発進した自衛隊機のパイロットが目視で確認したということです。 この空域では、これまで中国軍の爆撃機や情報収集機の通過は確認されていますが、戦闘機が通過するのは初めてだといことです。 8機はその後Uターンして東シナ海方面に戻り、領空侵犯はありませんでした。 中国軍機が沖縄本島と宮古島の間の上空を通過するのはことし4月以来で、防衛省は戦闘機を伴った今回の飛行の目的について分析しています。