(英エコノミスト誌 2014年10月11日号) モンゴルがその輝きと、これまで大事にしてきた自主性の一部を失っている。 少し前までモンゴルは世界の羨望の的となる成長率――2011年は17%、2012年、2013年はそれぞれ12%前後――を誇り、恵まれた地に見えた。 国民1人当たりの年間国内総生産(GDP)がわずか5年前に2000ドル足らず、現在4000ドルの国において、成功を約束するのが鉱業だった。 ざっと3兆ドルの手に入れやすい鉱物が、フランス、ドイツ、スペインの国土合計よりも大きな国の地下に眠っていると見られている。300万人近いモンゴル国民に割り振ると、1人当たりざっと100万ドルに上る資源だ。 多くの人にとって、自然のまま手つかずの風景の破壊と首都の汚染――ウランバートルは空気汚染が世界で2番目にひどい都市――は、政治家を裕福にし、街頭をかっこいい新車と高層マンションで埋め尽くした
8月18日、中国外務省高官は、習近平国家主席が21日に訪問するモンゴルとの間で、同国からの輸出品を輸送する新たなルート整備で合意できるよう期待を示した。写真は習近平・中国国家主席。カラカスで7月撮影(2014年 ロイター/Jorge Silva) [北京 18日 ロイター] - 中国外務省高官は18日、習近平国家主席が21日に訪問するモンゴルとの間で、同国からの輸出品を輸送する新たなルート整備で合意できるよう期待を示した。 モンゴルは中国への過度な依存を嫌い、ロシア回りで採掘した鉱物を太平洋沿岸まで輸送する鉄道計画を一時構想。しかし、輸出先として中国がなお最善の選択肢として方針を変更し、現在は両国を直結するルートについて協議している。
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