大規模デモによる混乱が続く香港について、外交部(外務省)の欧江安報道官は13日、暴力による鎮圧は解決にならないとし、市民の声に耳を傾けるよう香港政府に呼び掛けた。香港市民の自由や民主主義、人権を追求する姿勢を台湾は支持するとの立場を改めて示し、保護を求める香港市民には人道的配慮に基づき、個別に支援するとした。
大規模デモによる混乱が続く香港について、外交部(外務省)の欧江安報道官は13日、暴力による鎮圧は解決にならないとし、市民の声に耳を傾けるよう香港政府に呼び掛けた。香港市民の自由や民主主義、人権を追求する姿勢を台湾は支持するとの立場を改めて示し、保護を求める香港市民には人道的配慮に基づき、個別に支援するとした。
台湾の蔡英文総統は、中国が今週発表した国防白書について、「軍事力の強化が続いている」として警戒感を示し、アメリカや日本などを念頭に国際社会と連携して中国と対じしていく考えを強調しました。 この中で蔡総統は、今月24日に中国が発表した国防白書について、「中国の軍事力が強化され、その強化が続いていることが分かった。われわれは防衛力を強めなければならない」と述べて、警戒感を示しました。 そのうえで、「中国の軍事的強化と野心は周辺のほかの国々と地域にも影響を及ぼしており、それらの国や地域とともに向き合っていきたい」と述べ、アメリカや日本などを念頭に国際社会と連携して中国と対じしていくという考えを示しました。 また蔡総統は、中国が台湾統一の在り方として香港と同じような「1国2制度」を検討していることについて、「中国が一方的に現状を変えようとしている」と批判し、受け入れられないという考えを改めて訴えま
12日、台北市内の香港政府事務所前で、雨の中、逃亡犯条例に反対の座り込みをする香港からの留学生ら(田中靖人撮影) 【台北=田中靖人】香港で起きている「逃亡犯条例」改正案への大規模な抗議活動に、台湾でも関心が高まっている。主要メディアが大きく報道し、台北市内では抗議活動に同調する街頭運動も始まった。一方、与野党の有力者は香港情勢に言及する際、現在行われている総統選の党内予備選を意識しており、デモの行方が総統選に影響を及ぼす可能性もある。 台北市内で香港政府の領事事務などを行う香港経済貿易文化弁事処が入る商業ビルの前では12日、香港からの留学生らが座り込みを始めた。200~300人が雨の中、プラカードを掲げ、改正案に反対する演説を次々に行った。発起人の大学4年生、何泳●(=杉の木へんを丹に)(か・えいとう)さん(21)は「改正案が通れば香港の国際的地位は急速に低下し、中国の地方都市と変わらなく
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