ロシア極東のブラゴベシチェンスクと中国北部の黒河を結ぶ初の道路橋を通行するトラック。ロシア・アムール州政府提供(2022年6月10日撮影)。(c)Amur region Government press service / AFP 【6月10日 AFP】ロシアと中国は10日、両国を結ぶ初の道路橋の竣工(しゅんこう)式を行った。ウクライナ侵攻をめぐり西側諸国と対立しているロシアは、アジアとの関係を強化している。 全長約1キロの橋は、アムール川(Amur River)に架かり、ロシア極東のブラゴベシチェンスク(Blagoveshchensk)と中国北部の黒河(Heihe)を結ぶ。 橋は2年前に完成していたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、開通は延期されていた。 ブラゴベシチェンスクで竣工式が行われ、開通後に初めてトラックが通った際に花火が打ち上げられた。橋は片側1車
3月に国家主席に再任された中国の習近平氏。一強体制を確立した習主席が推し進めるのが、中国とアフリカ、ヨーロッパをつなぐ、壮大な経済圏構想「一帯一路」です。習主席の号令のもと、中国は今、広大なアフリカ大陸をターゲットに進出を加速させています。一帯一路のもと、アフリカで大きく高まる中国の存在感。中国の狙いは、どこにあるのか。アフリカでの中国の“新たな影響力”に迫ります。 (ヨハネスブルク支局長 味田村太郎/国際部記者 戸川武) 21世紀に入って突如、アフリカ大陸の資源や市場を求めて、攻勢をかけるようになった中国。世界経済の「最後の巨大市場」として重要性を高めるアフリカへ圧倒的な勢いで進出し、日本などは大きく遅れてきました。 そして今、壮大な経済圏構想である一帯一路のもと、中国のアフリカ進出は、新たな段階を迎えようとしています。 実際に、中国のアフリカ進出はどのようなものなのか。私たちは、一帯一
2017年11月2日、中国のポータルサイト・今日頭条に、中国鉄路総公司が大幅な赤字であることを伝える記事が掲載された。 先日、中国鉄路総公司の2017年第3四半期の財務報告が発表された。それによると、2017年9月30日までで、中国鉄路の総資産額は7兆4502億5000万元(約128兆円)で、総負債額は4兆8250億元(約83兆円)だった。2017年第3四半期までの営業利益は366億3100万元(約6300億円)で、税引き後の損失は11億4000万元(約196億円)となった。 記事は、負債額4兆8250億元は、負債率でいうと64.74%で、この3年間ほとんど変わっていないと指摘。中国鉄路はこれまで、毎年6000億元(約1兆円)のペースで新路線建設のため投資してきたが、昨年からは新規建設距離数が大幅に減少しており、負債率だけが変わらない状況だと分析した。 ではなぜ中国鉄路は損失を出しているの
中国軍とインド軍が国境付近で2か月以上にわたってにらみ合いを続けた事態を受けて、インド軍の全国司令官会議が開催され、国境が画定していない中国との境界付近に部隊を速やかに展開するため、周辺の道路の整備を急ぐ方針が確認されました。 こうした中、インド軍は今月9日から首都ニューデリーで全国司令官会議を開催し、13日に声明を発表しました。この中でインド軍は「あらゆる不測の事態にいつでも対応する準備を怠ってはならず、兵器と兵力を必要な場所にすぐに配置できることが重要だ」などとして、中国との国境付近のインフラを整備する方針を明らかにしました。 具体的には両国の間で国境が画定していない4か所の境界につながる道路を重点的に整備し、2020年までに完成させるとしています。 インドでは中国側に比べ、インフラ整備が遅れていて、軍事的な緊張が高まった際も、部隊が迅速に展開できないおそれがあると指摘されていました。
朝鮮半島情勢が緊迫する中、中国が7月30日に挙行した大規模軍事パレードが改めて関心を集めている。実戦に近い形式で行われた異例のパレードでは、最新の大陸間弾道ミサイル(ICBM)のほかにも、陸軍特殊部隊やNBC(核・生物・化学兵器)防護部隊が披露された。中朝国境付近では中国人民解放軍の増強も伝えられており、最悪の影響が自国に及ばないよう手を打っているもようだ。 軍事パレードの冒頭を飾ったのはヘリコプター部隊だった。習近平国家主席ら軍首脳らが見守る中、武装ヘリ36機が飛来し、着陸するや数百人の兵士が銃を構えながら展開、敵陣に迫るという実戦さながらの演習が繰り広げられた。 パレード初参加という陸軍の空中突撃部隊で、指揮官は中国メディアに「迅速な機動力と正確な攻撃力を兼ね備え、これからの戦争で重要な使命を担っている」と強調した。 パレードでは、陸軍特殊部隊も登場。全地形対応可能な車両32台に乗った
タイ軍事政権のプラユット暫定首相は15日夜、中国と共同で進めるタイでの高速鉄道建設計画を迅速に進めるため、軍政の最高機関である国家平和秩序評議会(NCPO)議長として与えられている超法規的権限の行使を発動した。 タイと中国は共同で、タイ北部のノンカイとバンコクを結ぶ高速鉄道の建設を計画しているが、外国人の技術者がタイで働く際に試験を課すタイの法律に中国側が反発するなどし、前進しない状態が続いていた。 今回の権限行使は、こうした状況を打開するためのものだ。対象は第1期工事のバンコク―ナコンラチャシマ間で、タイの国鉄に対し、中国政府が認める中国企業と契約を結ぶよう指示。中国側の技術者や建築士は、タイで働く際に求められる試験などの手続きを免除される。大規模な政府調達の際に求められる承認手続きも省略される。 ソムキット副首相(経済担当…
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