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中国の習近平国家主席が初の英国訪問で盛大なお持て成しを受けているものの、20日、中国指導者としては初めて歴史的な英議会で行った演説で法治を強調し、逆風に晒された。 習主席が、「英国は最も古い議会制国家だが、中国は2000年前から法治を施行した」と述べたことについて、英紙フィナンシャル・タイムズは「国民の手に権力があって法治で運営される英国のシステムと社会主義の法に基づいた中国式モデルを比較するのは正しくない」と皮肉った。 英国の一部の国会議員の間では、近代民主憲法の礎石と評価されるマグナカルタ(大憲章)が制定800周年を迎えて中国での巡回展示を行う予定だったが、北京人民大での展示が突然中止となり、広州などの地方都市の英国総領事館で展示されていることを挙げ、中国に法治と民主主義を強調する資格があるのか、と批判する声も上がっている。 また習主席は、シェイクスピアの言葉も引用し、中国と英国が2回
3月5日、中国・北京の人民大会堂で開幕した第12期全人代第3回会議で演説する李克強首相を映し出した議場内の大型スクリーン〔AFPBB News〕 3月5日に開幕するまで、中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の年次全体会議は、例年よりは興味深いものになる見込みだった。 もっとも、それも特に言うほどのことではないことは認めざるを得ない。 何しろ、大半の立法措置は、175人から成る全人代常務委員会によって1年を通して行われる。 概ね退屈な11日間の全体会議では、現在北京に集まっている2964人の「人民の代表」がさまざまな政府報告を圧倒的多数で承認し、この国を統治する中国共産党の指導部を称賛し、恐らく1つ、法制定の手続きをいじる改正「立法法」を可決するだけだろう。 だが、ここ数週間、中国政界の各方面から上がった声は、それよりはるかに活発な全人代になることを示唆していた。 開幕前は外国批判が高
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