(2014年8月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 米カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム(通称ジャクソンホール会議)の昼食会で、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は米連邦準備理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長の隣に座った。そして講演のため立ち上がると、自分のスピーチはイエレン議長のそれに似ていると指摘することから話を始めた。 欧州の失業は構造的(それゆえ恒久的)だが、米国の失業は景気循環的(そのため、経済回復とともに解消する)というのが既成概念だが、現実はもっと込み入っているというのがECBとFRBのメッセージだ、とドラギ氏は語った。 先進国の労働市場を巡る不確実性 「状況は複雑なんだ!」。今年のジャクソンホール会議からのメッセージはこれに尽きたと言ってもいいだろう。グランドティトン国立公園の壮大な景色を背景に開かれたジャクソンホール会議のテーマは労働市場であり
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