(CNN) 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は3日、トルコの国境警備隊がシリアからの難民を無差別に銃撃したり、キャンプに収容して送還したりしていると報告した。 HRWの担当者によると、難民らは「銃弾と虐待」によって追い返されているという。 トルコ国境にはシリア北西部イドリブなどから多くの住民が押し寄せている。国連の統計によると、その数は先月15日までの1カ月だけで24万7000人に及んだ。同担当者によれば、トルコに入れず国境沿いで立ち往生するシリア難民は今後さらに増え続ける見通しだ。 HRWが昨年シリアからトルコへ逃げ込んだ難民16人に話を聞いたところ、このうち13人は越境の際、トルコ国境警備隊が自分や仲間に向けて発砲したと答えた。子ども1人を含む10人が死亡したとされる。別の検問所では、国境警備隊員が空中に警告射撃をしたとの報告もあった。 トルコ国境で拘束されてキャ