「反スポーツ」と判断されたジェスチャー 広げた羽根の上で二つの頭が互いにそっぽを向いている「双頭の鷲」のシンボルを、多くの人は目にしたことがあるでしょう。 ロシアの国章、オランダやドイツなどの各都市の市章、欧州各地の王家の紋章などに頻繁に登場する意匠です。その名を聞いて、ワグナーの行進曲「双頭の鷲の旗の下に」を思い浮かべる音楽ファンがいるかもしれません。 起源は古代メソポタミア文明にまでさかのぼるそうですが、中世からの神聖ローマ帝国で紋章に採用され、欧州に広く定着しました。 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会のセルビア対スイス戦で、ゴールを決めたスイスの2選手がこの「双頭の鷲」を思わせるジェスチャーをして、騒ぎを引き起こしました。 国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会が調査に乗り出し、2選手は「反スポーツ的行為にあたる」として罰金を科せられました。 そのしぐさは、開いた手を体の
(23日、セルビア1―2スイス サッカー・ワールドカップ) スイスのシャキリは、コソボ生まれのアルバニア系。決勝ゴール直後に両手を親指でつないで胸の前で交差させ、アルバニア国旗の双頭のワシを表しているとも指摘された。1点目を得点したシャカもコソボのアルバニア系で、同じポーズをした。AP通信によると、シャキリは「思いはあるが、言いたくない」と話したという。 1990年代、セルビアのミロシェビッチ政権の抑圧でコソボから多くのアルバニア系が欧州各国に渡った。スイスには最も多い約20万人がいると言われる。 コソボは民族紛争の末、2008年にセルビアから独立を宣言した。両民族の対立はサッカーに飛び火し、セルビア―アルバニア戦が14年に乱闘で没収試合となったことがある。 シャキリは今年5月下旬、スイスとコソボの国旗を片足ずつあしらったシューズの写真をインスタグラムに載せて物議を醸した。セルビア系には挑
スイス2選手の“ゴールパフォ”が物議「終わったはずの問題に火をつけた」【ロシアW杯】 2018年06月23日(土)7時46分配信 photo Getty Images タグ: 2018ロシアW杯, グラニト・ジャカ, コソボ代表, ジェルダン・シャキリ, スイス, スイス代表, セルビア代表, ワールドカップ, 事件, 問題 【セルビア 1-2 スイス ロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節】 現地時間22日にロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節の試合が行われ、スイス代表はセルビア代表と対戦し2-1の逆転勝利をおさめた。この試合で見せたスイス代表2選手のゴールパフォーマンスが物議を醸していると、22日にスイス紙『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』が報じている。 試合開始して5分、セルビアのアレクサンダル・ミトロビッチに先制点を決められてしまう。それでも52分、グラニト
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