「じゃじゃ馬娘」から「大統領」へ。 フィリピンの次期大統領の最有力候補に、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領(74歳)の長女で、同国南部・ミンダナ島のダバオ市長、サラ・ドゥテルテ氏(40歳)が、にわかに浮上している。 フィリピンでは5月13日、統一国政・地方選挙(中間選挙)が実施され、上下両院議員(上院半数の改選12議席、下院約300議席)や首長らが選出された。 ドゥテルテ大統領の任期前半3年間への信任選挙だったが、3日発表の同大統領の支持率は同政権過去最高の81%に達し、地元メディア速報によると本戦でもドゥテルテ派が圧勝、勢力拡大を果たした。 今後の政権運営に影響を与える上院選には、ドゥテルテ大統領の最側近の特別補佐官、前警察長官らが出馬、当選を果たした。 一方、前回の2016年大統領選で同氏に負けたマヌエル・ロハス前上院議員が、本選挙戦ですでに当選圏外に落ちてしまった。反ドゥテルテ陣営は、アキ
マニラに設置された慰安婦像に関する一部メディアの報道には首をかしげざるをえないものがあった。新たな慰安婦像の出現に「またか」とうんざりする気分はわかるのだが、釜山の日本総領事館前に新たな少女像が設置されたのとはわけが違う。「そんなに居丈高になってよいものだろうか」という違和感を否めなかった。 像は高さ2メートルほどで、目隠しされたガウン姿の女性が悲しげな表情を浮かべている。ソウルの日本大使館前にある少女像とは異なるデザインだ。現場ルポを掲載した産経新聞によると、マニラの慰安婦像は台座正面の碑文に「日本占領下の1942〜45年に虐待を受けたフィリピン人女性犠牲者の記憶」などとタガログ語で書かれている。「慰安婦」という言葉はなく、産経新聞は「表現は穏当だ」と評した。台座裏には寄贈者である5個人・団体名と、英語で「フィリピン人慰安婦の像」と刻まれているという。 私が引っかかったのは、在マニラ日本
ベトナム中部ダナンで開催されるAPEC首脳会議の関連イベントで演説するフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年11月9日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH Nam 【11月10日 AFP】ベトナムを訪問しているフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は9日、ベトナムで暮らすフィリピン人の会合で演説し、自身が10代の頃に人を刺し殺したことがあると発言した。 ドゥテルテ氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するために訪れているダナン(Danang)で「10代の頃は刑務所を出たり入ったりしていたものだった。そこかしこでけんかしていた」「16歳の時には既に人を殺していた。本物の人間をだ。けんかで刺した」と語った。 ドゥテルテ氏は昨年の大統領選で、麻薬の違法取引を撲滅するために最大10万人を殺害するという前代未聞の取り締まりを公約に掲
フィリピンの首都マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で行われた銃の受け渡しのセレモニーで、演説中に中指を立てるロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年7月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/TED ALJIBE 【8月3日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領(72)は2日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長について、核戦争を引き起こしてアジアを破壊する可能性がある「狂人」と呼んだ。 北朝鮮の外相も参加して首都マニラ(Manila)で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合を控えたドゥテルテ大統領は、持ち前の露骨な言い回しで金氏へのいらだちを表現。全国放送されたテレビ演説で「金正恩は危険なおもちゃで遊んでいる。正気じゃないこの男はまるまる太った人の良さそうな顔をしているが、だまされてはいけない」と述
[マニラ 2日 ロイター] - 中国政府の勢力圏に引き寄せられる国々がアジア全域で増えつつある。先月末のASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議が示した南シナ海の領有権問題に対する弱腰姿勢は、こうした根本的な地政学的シフトが勢いを増していることを明確に物語っている。 トランプ米大統領が先週末にフィリピン、タイ、シンガポールの首脳と相次いで電話会談を行ったことは、トランプ氏の「米国第一」主義によってオバマ前政権の掲げたアジア「基軸」戦略が放棄されたのではないかと懸念していた人々を勇気づけたかもしれない。 だが、プリーバス大統領首席補佐官によれば、各国首脳との会談は、北朝鮮との対立が「アジアでの核や大量破壊」につながった場合に、アジア同盟国との連携を保つことを意図したもので、広範囲な戦略的目標には触れなかったという。 米国が自分たちの後ろ盾になっていると、東南アジア諸国が安心するためには、もっ
3月30日、フィリピンの野党議員ゲイリー・アレハノ氏は、今月申し立てたドゥテルテ大統領の弾劾請求に関して、ドゥテルテ氏が南シナ海の領有権を巡る政策で中国に「敗北主義的な姿勢」を取っていることを新たな請求理由に加えると述べた。写真は記者会見に応じるアレハノ氏。マニラで撮影(2017年 ロイター/Erik De Castro) [マニラ 30日 ロイター] - フィリピンの野党議員ゲイリー・アレハノ氏は30日、今月申し立てたドゥテルテ大統領の弾劾請求に関して、ドゥテルテ氏が南シナ海の領有権を巡る政策で中国に「敗北主義的な姿勢」を取っていることを新たな請求理由に加えると述べた。 アレハノ議員は、ドゥテルテ氏が自国の主権を守る考えがないことを示す発言を繰り返しているほか、不満や感情を爆発させて米国などの同盟国との関係を悪化させていると指摘した。 アレハノ議員は今月16日、重罪、国民の信頼に対する裏
[マニラ 13日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領が先月29日、治安部門のトップを緊急会議に招集したとき、彼の心はすでに決まっていた。それは軍や警察の幹部がまったく予期しない事態だった。 2月13日、フィリピンのドゥテルテ大統領が、自身が掲げた看板政策ともいえる情け容赦のない麻薬撲滅戦争において、警察を主役の座から外すという「急転換」を決断した背景とは。写真は今回の決定を発表する会見に臨む同大統領(左)とその耳元にささやくロナルド・デラロサ国家警察長官。マニラの大統領官邸で1月29日撮影(2017年 ロイター/Ezra Acayan) 昨年6月に就任した大統領の看板政策ともいえる情け容赦のない麻薬撲滅戦争において、警察を主役の座から外すというのだ。この急転換の理由は1つしかない、と緊急会議に出席した3人の関係者はロイターに語った。 そのときドゥテルテ大統領は激怒していた。麻薬犯
第3次世界大戦をみたくないから、安倍晋三首相からのミサイル供与の申し出を断った――。フィリピンのドゥテルテ大統領がこんな「発言」をしたと、現地の日刊英字紙フィリピン・スターが15日に報じ、波紋が広がっている。 報道のもとになったのは、ドゥテルテ氏が同日、ダバオ市商工会議所の総会で行ったスピーチ。英語とタガログ語で、首脳会談をしたばかりの安倍首相の名前を挙げ、「安倍にも言ったんだ、私はミサイルは必要としていないと」と述べた。その後、ロシアのプーチン大統領のハッキング疑惑やトランプ米次期大統領に触れ、「もし第3次世界大戦が始まれば、それはこの世の終わりを意味する」と話した。 しかしドゥテルテ氏は、日本からミサイル供与を提案されたとは言っておらず、一連の発言が曲解されて報じられたとみられる。 一方、その前段でドゥテルテ氏は、「安倍氏には軍事同盟は必要ではないと言った。私は外国の軍人がいない国を目
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