ペルーの首都リマで、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」を記念して行進する活動家たち(2015年11月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/CRIS BOURONCLE 【6月16日 AFP】第3子を妊娠していたビクトリア・ビーゴさんは、医師たちから帝王切開で産まなければならないと告げられた。妊娠7か月で合併症を引き起こしていた彼女には、それが最も安全な方法だと、医師たちは言った。 帝王切開が行われたが、医師らはそこで終わらなかった。彼女の同意を得ることなく、卵管を縛ったのだ。彼女はもう妊娠できなくなった。しかも、帝王切開で取り上げられた赤ん坊は死亡した。 ビーゴさんは、1996年から2001年の間にペルー政府によって強制的に避妊手術をされたと訴える30万人のうちの1人だ。訴えている相手は、当時の大統領、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)氏。彼女たちは来月、裁判所が捜査
その差0.24ポイント(4万2000票)という、まさに国を二分する大激戦だった。6月5日投票が行われたペルー大統領選挙(決選投票)は、現地時間10日、ケイコ・フジモリ氏が敗北を認めたことで、約1週間にわたった開票劇の幕が降りた。 前回5年前の決選投票と同様、またしても父親のアルベルト・フジモリ元大統領の影に翻弄され、親子2代の日系大統領、ペルー初の女性大統領の誕生が阻まれた。 だが、この日系の女性政治家が、党首として2度の決選投票を接戦の内に戦い抜き、まさにペルーの政治史を塗り替える偉業を成し遂げた事実に変りはない。次政権においても、最大政党の党首という最も影響力のある政治家として、その挙動がペルーの命運を左右することになる。
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