国民投票ボイコット訴えも=「反難民」首相に批判—ハンガリー 時事通信 9月28日(水)14時6分 【ベルリン時事】中東などからの難民受け入れの是非を問う10月2日のハンガリー国民投票で、「反難民」政策への世論の支持確保を狙うオルバン首相に対し、国内外から批判が強まってきた。投票ボイコットの呼び掛けも続いており、投票成立に必要な過半数の投票率に届くかは微妙な情勢だ。 「悪影響の多い国民投票運動で、毒を含んだ反難民発言が異様な高まりを見せている」。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは27日付の報告書で、ハンガリーにおける難民対応を問題視。「オルバン首相は法の支配を恐怖の支配に置き換えている」と厳しく非難した。 オルバン首相は欧州首脳の中で反難民の急先鋒(せんぽう)として知られ、難民や移民について「毒だ。治安悪化とテロのリスクをもたらす」と主張してきた。国民投票で「受け入れ反対」の