オランダ・アムステルダムの性的マイノリティ関連団体を視察。中編では、トランスジェンダーをめぐる課題について取り組むTransgender Network Netherlandの活動などを紹介した。後編では、欧米を中心に広がるサル痘の現状や、性的マイノリティ関連の書籍などをアーカイブする団体について取り上げる。
東京五輪の男子シンクロ高飛び込みで金メダルを獲得したトーマス・デーリー(28、英国)は、国際水泳連盟(FINA)が決定したトランスジェンダー選手の女子大会出場制限について「怒り心頭だ」と述べた。東京で2021年7月撮影(2022年 ロイター/Kai Pfaffenbach) [27日 ロイター] - 東京五輪の男子シンクロ高飛び込みで金メダルを獲得したトーマス・デーリー(28、英国)は、国際水泳連盟(FINA)が決定したトランスジェンダー選手の女子大会出場制限について「怒り心頭だ」と述べた。 FINAはトランスジェンダーの選手について、男性の思春期をわずかでも経験した場合、女子競技への出場を認めないことを決定。さらにトランスジェンダー選手も出場できる「オープンカテゴリー」について検討するワーキンググループを設置するという。 デーリーはFINAの判断には「怒り心頭だった」とコメント。「他の人
米国共和党の保守派議員が、「動物自認の生徒のため学校がトイレに砂箱を設置しようとしている」というデマを信じ込み、法案審議中に大真面目に砂箱反対論を披露。この審議はTVで公開されており、同議員はすぐさま批判とからかいの的となって、その日のうちに主張を撤回したそうです。 詳細は以下。 www.theguardian.com The Guardianによると、上記の「学校に砂箱が設置される」というデマは、"Protect Nebraska Children"というFacebookの非公開グループ内で繰り返し主張されているものだとのこと。ネブラスカ州上院議員のブルース・ボストルマン(Bruce Bostelman)氏は、どうやらこのデマを鵜呑みにしていたらしく、2022年3月22日、法案審議中にこんな発言を披露してしまいました。 まずボストルマン氏の見解では、今時の学校には自分のことを動物だと思っ
Why I'm Proud to Support Trans Athletes like Lia Thomas | Opinion This year at the Tokyo Olympics, I saw my wildest dreams come true as I stood on the podium, an out gay silver medalist and one of the first women to swim the 1,500 meter event. I feel incredibly grateful that coming out as gay never kept me from being able to participate in the sport I love. All athletes—including transgender athle
台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員。台北で(2020年6月11日撮影、資料写真)。(c)Sam Yeh / AFP 【12月21日 AFP】台湾は21日、韓国が台湾の唐鳳(オードリー・タン、Audrey Tang)政務委員(閣僚)を会合に招待して講演を予定しながら、「両岸関係」を理由に中止したことを受けて、韓国に抗議したと発表した。 「両岸」は、外交では台湾海峡(Taiwan Strait)を挟む中国と台湾を指すことが多い。 台湾のデジタル政策を担当する唐氏は16日、首都ソウルで開かれた会合で講演する予定だったが、台湾外交部(外務省)によると、主催者は「両岸関係の各側面」を理由に講演を中止した。 同部報道官は、同部が駐台湾の韓国代表代理を呼び「この失礼な行為について強烈な不満を表明した」と述べた。 韓国は中国と国交を持ち、台湾とは正式な外交関係がない。韓国外務省報道官は「台湾と非公式な
Senator James Lankford, R-Okla., on Thursday blocked Senate consideration of the Equality Act, an LGBTQ civil rights bill, by citing "Harry Potter" author J. K. Rowling’s recent blog post, which has been criticized as a “transphobic manifesto.” “To say in the words of J.K. Rowling this past week where she wrote, ‘All I’m asking, all I want is for similar empathy, similar understanding to be extend
Julia Serano, “Putting the “Transgender Activists Versus Feminists” Debate to Rest“, (medium, posted Oct.17, 2018) ジュリア・セラーノは、トランスアクティヴィスト、トランスフェミニストの著述家、音楽家。2007年のWhipping Girl: A Transsexual Woman on Sexism and the Scapegoating of Femininityは、トランスフェミニズムの主要文献として名高い。 トランス排除をめぐる争いは、しばしば、「トランス陣営とフェミニストの衝突」「トランスの権利と女性の権利の衝突」のように語られます。この記事で、セラーノは、そうした「衝突」は実際には存在しないこと指摘するとともに、「衝突」が存在するかのように見せかけて利益を得ている
宜野湾市議会6月定例会で主要与党会派(絆輝(きずなかがやき)クラブと絆クラブ)が反対し、12対11(欠席1)で否決となった「市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」案。反対議員は「性の多様性」を認める条例に発展することを懸念したが、案に「性の多様性」の文言はなく“拡大解釈”の印象も。一方、識者や性的少数者は、否決や反対議員の主張に「社会の流れと逆行」「人権意識が低い」と批判する。 条例案は外国人など全ての人が性別などに関係なく平等で多様性を認め合い、人権尊重を目指す理念条例。DVやヘイトスピーチなどの人権侵害を禁じるが、罰則規定はない。県内11市で唯一、宜野湾市は男女共同参画条例がなかった。 ■少数者の条例? 条例案策定で市や男女共同参画会議は、制定が遅いからこそ時代潮流に合った案とし「性の多様性」に特化していないと説明した。市は3月定例会に上程したが総務常任委員会で継続審査とな
2020年2月、米国の外交政策研究季刊誌『Foreign Policy』に「世界の頭脳百人」にも選ばれた台湾・デジタル担当政務委員(大臣)の唐鳳(オードリー・タン)が、最近の新型コロナウイルスの騒動のなかで、マスクの在庫が一目でわかるアプリのプログラムを開発し、日本でも一気に知名度が高まった。幼いころから天才と称され、中学中退と同時にビジネスの世界に飛び込み、アップルのデジタル顧問となって「時給=1ビットコイン」の契約を結んだ。若くして成功を収めた唐鳳は33歳でビジネスからのリタイアを宣言。2016年から蔡英文政権に招かれて35歳の史上最年少大臣となり、政治の世界に入った奇才は、台湾コロナ危機でも活躍し、世界や日本にも衝撃を与えている。 日本のテレビ番組が相次いで紹介 最近、日本のテレビ番組は相次いで台湾の天才IT大臣、唐鳳の特集番組を組んでいる。古色蒼然とした日本の大臣たちとまったく違っ
台湾のデジタル大臣、オードリー・タン(唐鳳)氏に今、日本から熱い視線が注がれている。筆者は2019年12月に公開されたYahooニュースの特集記事『「国民が参加するからこそ、政治は前に進める」――38歳の台湾「デジタル大臣」オードリー・タンに聞く』で彼女へのインタビューを行った。そこで垣間見たオードリーさんの素顔とは。 台湾のデジタル大臣 台湾のデジタル政策を担当するオードリーさんは、日本の無任所大臣に相当する行政院政務委員を務める。 主に「開かれた台湾政府」の促進を担当しているほか、社会問題に対する革新的な解決法を見い出す「ソーシャル・イノベーション」や「若者たちの政治参加」実現のために政府関連機関のデジタル化のバックアップを行ったり、民間の専門家たちが社会問題の解決に関わるプレゼンテーションを競い合う「総統盃ハッカソン」を開催している。 彼女が率いるチーム「PDIS(Public Di
インドの首都ニューデリーのアパートで化粧をするフリーのメーキャップアーティストでトランスジェンダーのトゥルシ・チャンドラさん(2019年12月24日撮影)。(c)Prakash SINGH / AFP 【1月2日 AFP】インドのデリーで法律を学ぶトランスジェンダー(性別越境者)の女性、ライ(Ray)さん(24)は今、これまで強いられてきた性自認をめぐる多くの闘いに加え、新たな脅威にさらされている。ヒンズー至上主義・民族主義を掲げるナレンドラ・モディ(Narendra Modi)政権の新法と政策により、国籍を失う恐れがあるのだ。 インドでは現在、不法移民対策を名目に制定された新法と全国規模の国民登録簿(NRC)作成に対する抗議が広がっている。公的な書類で男性とされているライさんも、トランスジェンダーの人々が国籍を失うことになると懸念し、新法と登録簿に反対している。 ライさんが感じる恐怖には
チェルシー・マニング氏がインスタグラム上で公開した自身の写真(2017年5月18日公開)。(c)AFP PHOTO / COURTESY OF CHELSEA MANNING 【1月14日 AFP】米国史上最大規模の機密文書漏えいを引き起こし、最高レベルの警備体制が敷かれた軍刑務所で収監されていたトランスジェンダー(性別越境者)の元陸軍情報分析官、チェルシー・マニング(Chelsea Manning)氏(30)が、メリーランド州で連邦上院選の立候補を届け出たことが13日、明らかになった。 連邦選挙管理委員会(Federal Election Commission)へ11日に提出された文書に、メリーランド州ノースベセスダ(North Bethesda)のチェルシー・エリザベス・マニング(Chelsea Elizabeth Manning)氏が連邦上院選の民主党候補者として記載されていた。 マ
2017.11.30 15:30 性別適合手術、ついに保険適用へ いま考える「性の自己決定」とは?【第20回:トランス男子のフェミな日常】 永年の悲願だっただろう。今週の水曜、「性別適合手術に保険適用」のニュースが全国をかけめぐった(性同一性障害の人の「適合手術」、保険適用を議論へ)。 体を変えたいトランスたちにとって「高額な医療費」は人生の細部にまで入り込んでくる厄介な事象のひとつとして、ずっと君臨し続けていた。トランスの学生たちは就職活動よりも前にオペがしたいと電卓をたたき、生活保護を受けているトランスはこのままでは「本来あるべき姿」なんて一生手に入らないかもしれないと落胆してきたのだ。人が病院でカネを払うというのは娯楽でもなんでもない。その負担が何十万円も軽くなる。うれしくないわけがない(胸を取る手術にも適用してほしかった!)。 保険適用がなされるということは、今後国内で性別適合手術
米国ではトイレの使用をめぐる論争が起き、トランスジェンダーの権利が大きな政治問題となっている。その一方、ジェンダー・アイデンティティ(性自認)をめぐる基本的な議論をしている国もある。 書類に記入するだけで法律上の性を変更できる国は、少数だが急増しており、2016年にはノルウェーがその仲間入りをした。英国議会の委員会も、後に続くよう政府に求めた。インドの議員たちは、最高裁判所命令を受けて、トランスジェンダーに対する差別を禁止し、差別是正措置をとる法案について慎重に検討している。 また、精神疾患のリストからトランスジェンダーを外そうとする世界保健機関(WHO)の国際的な取り組みは前進しており、リストが次に更新される2018年までには実現する構えを見せている。 トランスジェンダーの権利に関する国際世論をつかむため、BuzzFeed Newsと市場調査会社イプソスは、カリフォルニア大学ロサンゼルス
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