新アルバム『キラーチューンしかねえよ』が発売中のゴールデンボンバー・鬼龍院翔さんへのインタビュー。そもそもヒットとは何か、ストリーミング時代をどう捉えるか、新アルバムのコンセプトをどう立てたのか、鬼龍院さんならこの時代に新人アーティストをどう売り出すのか……『ヒットの崩壊』著者・柴那典さんがさまざまな話を訊いた。 <前編>「CDが売れない時代」に、金爆・鬼龍院翔が問いかけること http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54251 (取材/文・柴那典、写真・三浦咲恵) ストリーミング時代をどう見るか ――2017年からゴールデンボンバーはSpotifyなどのストリーミングにも音源を提供しますよね。これはどういう考えでしょうか。 鬼龍院 前までは「せっかくの曲をほぼ無料で垂れ流すなんてとんでもない」って思ってたんですけど、音楽の聴き方が変わったんですよね。 今は
こんにちは、ブクログ通信です。早川書房でカズオ・イシグロさんの担当編集を努めていた山口晶さんへのインタビュー、後編となります。 インタビュー前編、「ノーベル賞受賞の舞台裏!一瞬で枯れた在庫!?早川書房で起きた大騒動に迫る!」では、カズオ・イシグロさんの編集者を担当したこともある山口さんに、ノーベル文学賞発表当日以降の騒動を当事者として語っていただきました。また受賞直後、書店で起きた大反響にどう対応したかも伺っています。 今回の「ブクログ通信」インタビュー後編では一歩踏み込んで、今回ノーベル賞受賞関連作はあらかじめノーベル賞などの大きいところを狙っていたかどうかを質問し、カズオ・イシグロさん来日可能性の逸話や、これから早川書房さんが目指していく方向についてお伺いしていきます。 取材・文・撮影/ブクログ通信 編集部 大矢靖之 持田泰 ノーベル賞は狙っていたのか?─関連作刊行のいきさつ ─ノーベ
たくさんの人の行き交うターミナル駅の片隅に、小さく佇むスープのお店。忙しい仕事の合間に、通勤の合間に、ほっと一息スープで落ち着く。そんな空間を提供してくれているのが、首都圏の駅を中心に約60店舗を展開する「Soup Stock Tokyo」(以下スープストック)。 かつて、エキナカ飲食店と言えば、オジサンたちが蕎麦を啜る立ち食いそば店くらいしかなかったが、スープストックの登場はそんなエキナカのイメージを大きく変えた。駅を中心に展開してきたスープストックの狙いは何だったのか。そしてこれからの“エキナカビジネス”のアイデアとは。 スープストック等を展開する株式会社スマイルズの遠山正道社長に、2回にわたってインタビューを行った。1回目は、スープストックと駅の出会いについて……。 ――そもそもの話で恐縮ですが、どのようなきっかけで駅への出店をはじめられたのでしょうか? 遠山 スープストックの1号店
遠山 百貨店の地下で冷凍スープだけを売っている店を出しているんですけど、冷凍食品だけの店って百貨店では初めてじゃないですかね。通販もやっていてこちらも伸びています。 ――場所を選ばずに利用できるので、冷凍スープはありがたいですよね。 遠山 先日、サシイレストの人にあったんです。差し入れ専門家の人に。そうしたら、差し入れのベスト5にスープストックの冷凍スープが入っているというんです。その方は宝塚ファンだそうで、公演が終わると楽屋に挨拶に行くと。その時にスターの方に差し入れの冷凍スープを渡す。冷凍スープなら4~5時間は持つから、家に持って帰って疲れたなあって時に「これ飲んで寝ようか」と重宝されるそうなんです。 ――色合いもカラフルだし、奥さんへのお土産にするのもよさそうです。 遠山 私が言うのも変ですが、スープ嫌いの人って滅多にいないじゃないですか(笑)。それに冷凍スープは重量感があるからあり
この連載では、関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア、独自の手法で成功した「ナニワ的」企業を取り上げてきました。特別編の今回は、均一価格で急成長する焼鳥チェーンを生んだ鳥貴族の大倉忠司社長に、MBS(毎日放送)の上泉雄一アナウンサーがインタビューします(前回の記事はこちらをご覧ください)。 上泉:私もよく鳥貴族さんで食事をするのですが、いつ行ってもお客様がいっぱいですね。改めて、待ってでも鳥貴族に入りたいと考えるお客様のニーズは何なのでしょうか? 大倉:ただ飲みに行くというのではなく、「鳥貴族に行く」という目的で来ていただいていることでしょう。それだけファンの方が通ってくださるのは、非常にありがたいことです。 大倉忠司社長は1985年、25歳のときに焼鳥居酒屋「鳥貴族」を創業した。大きな焼鳥2本が280円(税抜き)、そのほかの料理や生ビール、ウイスキーも扱うメニューは全て280円だ。
BuzzFeedには、他のネットメディアでよく見られるバナー広告がありません。代わりに、広告主の明記した記事形式の「ブランド広告」(スポンサードコンテンツ)を提供して、収益源としています。 ネットの広告はこれまでクリック単価やコンバージョン単価を追いかける「ダイレクトレスポンス型広告」が主流でした。ブランド型広告の中でも、企業メッセージありきで作られるものが大半で、読んで面白い広告はまだまだ限定的というのが現状です。 (この問題については以前「BuzzFeedの広告は記事広告ではありません」という記事にまとめました) ――ヨッピーさんはネイティブ広告をたくさん作っていますよね。 はい! お金、大好き! 今日も「銭ゲバっぽい衣装で来よう」と思ってしつらえたら、気づいたら高円寺の古着屋の店長みたいな格好になりました。 ――ヨッピーさんはお金を払えばなんでも書いてくれるんでしょうか…? いや、そ
ミラノ風ドリア(税込み299円)などの低価格メニューが支持されるファミリーレストラン・チェーン「サイゼリヤ」。2010年8月期に78億円の最高純益を達成。その後は、出店数の急速な増加に伴うコスト拡大、原材料価格の高騰などが圧迫要因となり利益を落としたが、2014年8月期を底に業績は回復基調にある。2016年8月期は既存店売上高、客数、客単価とも前期超えで着地し、連続増益で47億円程度となる見込みだ。低価格政策を貫くことができるのはなぜか。今後の国内成長戦略をどう描くのか。堀埜一成社長に直撃した。 ――消費が冷え込み、デフレ再来という声も聞こえています。 「デフレ」という言葉については、いろいろと疑問に思っている。うちの会社は「デフレの申し子」といわれるが、それは心外だ。そもそも本当にデフレという状況なのかな。 デフレというのは需給のバランスが悪化して値下げをする。その結果、付加価値が増えず
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