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デザインとSuicaに関するMyPLBのブックマーク (3)

  • 山中俊治の「デザインの骨格」 » あらためてSuicaの話でもしようか その1

    Suicaの開発プロセスについて触れておきたいと思います。すでにいろいろなところでしゃべったり書いたりしたことなので、ここでは裏話的に。 ことの発端は、1995年にJR東日の非接触自動改札機(まだSuicaという名前はなかった)の開発担当者が、私のところに相談に来た所から始まります。ICカードを使う改札機については、すでに10年以上研究されており、技術的にはほぼ現在と同じレベルに近付きつつありました。 しかし、実際に試作してテストしてみると、ちゃんと通れない人が半数近くに登りました。特に実験に参加した重役達の評判は悪く、「私のは5回に一回しか通してくれない。2割バッターだ」などと、開発部長が会議の席で罵倒される場面もあったりして、開発中止直前に追い込まれていたそうです。 原因はある程度分かっていました。お財布ケータイやセキュリティカードに慣れた現代の皆さんなら、カードを当てる場所はすぐに

  • 山中俊治の「デザインの骨格」 » あらためてSuicaの話でもしようか その2

    前回に続いて、SUICA改札機の裏話的開発ストーリーです。 実験は田町の臨時改札口で行うことになりました。二日間の実験でしたが、準備には2ヶ月以上を費やしました。実験なんだから、うまくいかなければやり直せば良いと思うかもしれませんが、実際には、ある程度以上の規模の実験はコストも手間もかかるので、ワンチャンスになることも少なくありません。そう思って、周到に準備することは重要です。 被験者となってくれる人たちに、何時間もつき合わせることはできないので、ひとりづつ約束をとりつけ時間と人数を調整する必要もあるし、記録装置のセッティング、分単位のタイムテーブル、人員の配置とその人たちに配布するマニュアル、その場で実験内容を変更できる実験機の設計と準備など、意外に複雑で大きなイベントになります。 実験では驚くような光景がたくさん見られました。今では考えられないことですが、カードを縦に当てる人、アンテナ

  • なぜSuica改札機のタッチする場所は「13度」なのか | ZUU online

    (写真=ZUU online東大教授・山中俊治氏のデザインシンキング JR東日Suica改札機の導入が始まったのは2001年。かれこれ15年近く経ち、自動改札の普及で切符を買う回数は当に激減しました。 昨年ごろから新型のSuica改札機の導入が始まりました。新型機では出口にある液晶部ではなく手前の液晶に残高表示されるようになりましたが、ほんの小さな違いでも自分自身が戸惑うほど、改札でSuicaをかざして残高をちらりと見るという動作が習慣になっているのがよくわかります。 Suica改札機の読み取り部のデザインを担当したのは、著名な工業デザイナーで東京大学教授でもある山中俊治氏です。山中氏が講演、書籍やブログでその開発裏話を紹介したことで、Suica開発機の魅力や工業デザインの醍醐味が多くの人に知れ渡ることになりました。 工業デザインに無知な私も大いに知的刺激を受けたのを思い出します

    なぜSuica改札機のタッチする場所は「13度」なのか | ZUU online
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