松本市安曇の北アルプス上高地で15日、閉山式があった。新型コロナウイルス対策で参加者を限定し、宿泊施設や地元関係者ら約20人が出席。今季は新型コロナや地震、豪雨などの影響で入り込み客が激減したが、関係者らは終盤で戻り始めたことに感謝し、来季へ期待を込めた。 市山岳観光課によると、4~10月の上…
松本市安曇の北アルプス上高地で15日、閉山式があった。新型コロナウイルス対策で参加者を限定し、宿泊施設や地元関係者ら約20人が出席。今季は新型コロナや地震、豪雨などの影響で入り込み客が激減したが、関係者らは終盤で戻り始めたことに感謝し、来季へ期待を込めた。 市山岳観光課によると、4~10月の上…
県は14日、新型コロナウイルスの感染が拡大する長野広域圏(長野市、須坂市、千曲市、埴科郡坂城町、上高井郡2町村、上水内郡3町村)について、感染状況を6段階で示す県独自の感染警戒レベルを「3」から「4」に引き上げ、同広域圏に「特別警報」を出した。接待を伴う飲食店などに対し、業界が定めた感染防止のガイドラインを順守するよう要請。県民らには感染防止対策を取っていない店の利用を控えるよう求めた。 レベル4は「感染が拡大しつつあり、特に警戒が必要な状態」。レベル4への引き上げに伴う特別警報は8月28日に上田広域圏に出して以来、2度目となる。県と長野市は14日、県内で新たに計19人の新型コロナの感染者を確認したと発表し、そのうち12人が長野広域圏の在住者。同広域圏では直近1週間の新規感染者数がレベル4の基準を超え、集団感染や感染経路が不明な事例が発生していることから引き上げを決めた。 県全体では直近1
県と長野市は7日、長野市の11人と中野市の2人、伊那市の5人の計18人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも軽症か無症状。このうち12人は7日の確認で、1日に10人以上の確認は9月2日以来。県内での感染確認は累計369人(死亡6人)となった。入院中は23人で重症者はいない。 長野市の20〜50代の女性8人と、中野市の30代の女性2人の計10人は全員が長野市権堂町のスナック「クラブ ハート オブ ピナイ」の店員。うち無症状の40代女性が店外で接触した長野市の30代男性も陽性となった。この男性を含む11人の濃厚接触者は同居者など少なくとも6人。 店員たちは10月28日〜11月5日(11月2、3日は休業)に接客しているが、店はこの間に訪れた客を把握できていない。一日平均5、6人だったといい、市保健所(電話026・226・9960)は症状の有無にかかわらず相談するよう呼び掛けている
白馬に鬼滅(きめつ)の聖地!? 北安曇郡白馬村の白馬岩岳マウンテンリゾートにある「ねずこの森」が、ツイッターなどのSNSで話題になっている。大人気漫画「鬼滅の刃」のヒロイン竈門禰豆子(かまどねずこ)と読みが同じためだ。森の名はヒノキ科の針葉樹ネズコに由来するだけだが、ガイドが作品に関連づけて案内したり、作品の公式グッズを販売したりと地元も楽しくあやかっている。 禰豆子は主人公の竈門炭治郎(たんじろう)の妹。夏ごろから子ども連れが増え始め、10月中旬に映画が公開されるやツイッターなどで「ねずこ?禰豆子じゃないか!」「ファンなら思わず二度見する」などの書き込みや、実際に森を訪れたファンが撮影した写真などの投稿が広がっている。 岩岳(1289メートル)山頂一帯のねずこの森は30年以上前に整備され、遊歩道沿いにネズコの木が6本ある。樹齢200年以上という大木のそばに小さなネズコが寄り添う場所もあり
JR東海が、下伊那郡大鹿村でのリニア中央新幹線トンネル工事で発生した残土について、同郡松川町の松川インターから中央道経由で伊那市へ運ぶ計画を進めていることが5日、分かった。両町村を結ぶ県道の改良が終わった後の来年8月にも、このルートでの搬出が始まる見込み。多くの大型車両が伊那市まで複数市町村の一般道を通るのを避けられる一方、松川町中心部を頻繁に通行する形になり、生活への影響に懸念もある。 残土運搬の計画についてJRは同日、町役場で開いた非公開の町議会リニア対策特別委員会で説明。運搬車両の通行が想定される町内5地区を対象に住民説明会を進めている。取材に中央道利用の計画を認め「松川インターに至る運搬経路については関係自治体、地元住民と調整している」(広報部)としている。 JRが説明会で示した資料によると、松川町内を走る運搬車両の経路は3ルート。町役場前を抜ける県道松川インター大鹿線を走るほか、
4日午後1時45分ごろ、松本市梓川梓の山林でやぶから出てきた熊に左足をかまれた―と市に通報があった。松本署によると、市内の会社員男性(46)が左足をかまれ、軽傷のもよう。署員や市職員らが捜索。午後4時ごろ、猟友会員が熊らしきものを見つけ発砲したが、逃げたという。 同署によると、成獣とみられる。男性は当時、1人で松枯れの調査作業をしていた。現場は金松寺の南側の山林。周辺には収穫間際のリンゴ畑や民家があり、畑の周りには熊のふんなどがあった。松塩筑猟友会梓川支部によると、10月以降、目撃が相次ぎ、おりを置いたりパトロールをしたりして警戒を強めていた。 中沢信利支部長(69)は「昨年の目撃は少なかったが今年は多い。山に餌となるドングリが少ないためではないか」と推測した。近くのリンゴ農家の男性(78)は「早く仕留めてもらわなければ怖くて仕方がない」。近くの建築業男性(72)は、1週間ほど前に家族が熊
伊那市荒井の電器店で3日午前10時33分、熊1頭が捕獲された。伊那署や市によると体長約40センチ、推定体重約5キロで子熊とみられる。けが人はいない。同日午前に市内で目撃が2件あり、同署は捕獲された熊と同一とみている。 電器店は商店街の一角で、JR伊那市駅から100メートルほど。1人で店にいた男性社長(70)によると午前10時半、自動ドアが開いた。入り込んだ動物は「犬か猫かと思うほど小さかった」。約30平方メートルの店内をゆっくり歩き、一角におとなしくうずくまったという。間もなく来店した女性客が近くの交番に通報した。 駆け付けた伊那猟友会員が棒の先端に付けたワイヤを胴体に巻いて固定、店から引きずり出した。伊那市職員が店から西に約8キロ離れた山奥で解放。社長は「まさか、市街地で出るなんて」と話した。 この日は、店から約700メートル離れた伊那中学校近くで午前9時35分、200メートルほど離れた
県が30日発表した毎月人口異動調査に基づく人口推計で、9月の1カ月間に東京都から長野県に転入した人は516人に上り、転出者(422人)を上回って94人の「転入超過」となったことが分かった。新型コロナウイルスの感染が広がった4月以降、東京から県内への転入超過は6カ月連続となった。 前年同月と比べると、9月は東京からの転入者が104人増え、転出者が30人減った。転入者の増加は4カ月連続、転出者の減少は3カ月連続。 4〜9月の半年間の合計では844人の転入超過となった。転入者は3455人で前年同期を450人上回った。 東京、埼玉、千葉、神奈川4都県の「東京圏」との転出入では、9月の県内への転入者1022人に対し、転出者は871人にとどまり、151人の転入超過。前年同月との比較では、転入者が115人増え、転出者は170人減った。 9月の1カ月間で県外からの転入超過者数が多かったのは松本市(54人)
斜面が崩落し、仮設道路の整備が進む通行止め区間。奥が伊那市側=19日午後1時59分、木曽町日義(県木曽建設事務所などの承諾を得て小型無人機で撮影) 7月の大雨で土砂崩れが発生し、通行止めが続く木曽郡木曽町日義の国道361号の現場を19日、県木曽建設事務所などの承諾を得て小型無人機で撮影した。2カ所で大きく崩落した斜面と、12月下旬の利用開始を目指して急ピッチで進む仮設道路整備の様子が見られた。 現場一帯は4・9キロにわたって通行止めになっている。崩落現場を迂回(うかい)する幅3メートル、長さ200メートルの仮設道路を整備中だ。この日は地元の建設会社が、神谷川に流れ込む沢を仮設道路が遮ることがないよう、沢の水を通す金属製の管を埋設する作業をしていた。 崩落現場周辺の9カ所ではボーリングが進んでおり、水位計やひずみ計を設置して観測を順次進めるという。得られたデータを基に斜面の対策工法などを検討
県が29日発表した基準地価(7月1日時点)で、住宅地は前年比マイナス1・1%と24年連続、商業地はマイナス1・1%と28年連続でそれぞれ下落した。下落幅はともに前年まで9年連続で縮小していたが、新型コロナウイルスの影響で10年ぶりに前年より拡大。住宅地は、昨年10月の台風19号で浸水被害が出た長野市豊野町豊野が下落率で全国2番目となった。一方、商業地は、北安曇郡白馬村北城のエコーランドの上昇率が30・3%で全国4番目の高さとなった。 県内の地価を評価する評価員の寺沢秀文代表幹事(不動産鑑定士)=下伊那郡松川町=は「新型コロナで経済が落ち込み、地価にも影響が出た。早期回復は難しい」とする。 住宅地の平均価格は、1平方メートル当たり2万5千円。上昇したのは松本市17地点や長野市10地点など計45地点で、前年より11地点減った。市町村別では北佐久郡軽井沢町が9年連続、塩尻市が4年連続で上昇した。
28日午後4時50分ごろ、上伊那郡宮田村の飲食店駐車場の乗用車内で拳銃のような物で腹部を撃たれたと、40代の男性から119番通報があった。駒ケ根署によると、撃たれたのは左脇腹で重傷のもよう。撃ったのは男で拳銃のような物を持って車で逃走している。同署は殺人未遂容疑事件として緊急配備をし、男の行方を追っている。 捜査関係者によると、容疑者の男と被害者の男性は2人とも暴力団関係者とみられ、内部抗争の可能性もあるという。同署によると、2人と飲食店との関係はない。 上伊那広域消防本部が駒ケ根市内の病院に搬送。同本部によると、通報してきた時点で男性は、出血はしているが、意識はあり、駐車場の車外にいると話したという。 現場は、宮田村と駒ケ根市境に近い広域農道沿い。JR大田切駅の西約2キロで、住宅街の端で車通りの多い場所。 (9月29日)
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