砂埃が舞う大地に立ち、重機による工事をじっと見つめる男。この人物は、立石勲氏(85)。防衛省によって160億円で買収されることが発表された、馬毛(まげ)島の「地主」である。 鹿児島県に属する馬毛島は、種子島の沖合12㎞に浮かぶ、面積約8平方キロメートルの国内で2番目に大きい無人島だ。 「馬毛島は米軍空母艦載機の離着陸訓練施設になる予定です。現在、同訓練は硫黄島(東京都)で行われていますが、米軍基地から距離が遠く、米政府はかねてから移転を要請してきた。馬毛島の名前が浮上したのは、’11年6月の日米安全保障協議委員会でしたが、そこから紆余曲折を経て、今回、ようやく買収にこぎつけた形です」(全国紙防衛省担当記者) そもそも馬毛島の開発に着手したのは、不正融資事件で知られる平和相互銀行だった。同行はリゾート開発を謳(うた)って’70年代に島の土地を買い占めたが、計画は頓挫。平相銀は住友銀行に吸収合
米軍艦載機の訓練移転候補地として、政府が進める鹿児島県・馬毛島(西之表市)の買収に疑問の声が上がっている。地権者と再合意した買収金額約160億円は、政府が2016年度に算定した評価額の3倍超に。国の公害等調整委員会が「森林法への抵触」を認定した、地権者による独自工事の費用を上乗せしたためとみられる。なりふり構わぬ買収劇の背景には、安全保障に「応分の負担」を迫る米トランプ政権の圧力がある。 政府は11月29日、馬毛島(約8平方キロ)の99%を所有する開発会社「タストン・エアポート」(東京)と売買の再合意にこぎ着けたが、それまでには紆余(うよ)曲折があった。 関係者によると、タストン社には土地売却後も島に拠点を残し、資材の供給などで訓練場建設に参画したい意向があり、交渉過程で「4万坪(0・13平方キロ)は訓練場の完成まで売らない」と主張。防衛省は島全体の国有化を目指しており、一時期は決裂寸前に
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本土復帰後の1972年10月、米国防総省が沖縄の米海兵隊基地を米本国に統合する案を検討していたことが、オーストラリア外務省の公文書で9日までに明らかとなった。米国務省も73年1月に「(米軍普天間飛行場は)明らかに政治的負債だ」との見解を示している。 一方で、直後の日米安全保障条約運用会議(73年7月)で防衛庁は海兵隊の維持を米側に要求。米側の海兵隊撤退の動きを日本政府が引き留めたことで、在沖海兵隊基地返還の機会を逸していた可能性が高まった。 豪外務省の公文書は沖縄国際大の野添文彬講師(国際政治学)が現地で発見した。72年10月の公電で米国防総省政治軍事問題局のロバート・マクロム氏は同省専門官らの分析を基に「沖縄の二つの海兵旅団に加え、ハワイや日本など太平洋のすべての海兵隊をカリフォルニア州サンディエゴに統合することが相当安く、有効だろう」と考察している。 米国民間団体「国家安全保障文書館」
県民大会決議/差別と犠牲の連鎖断とう 沖縄の正当性は自明だ2012年9月10日 Tweet 続々と会場に向かう人の波を見て、沖縄の人々の良識を思った。オスプレイ配備に反対する宜野湾市での県民大会に10万1千人(主催者発表)が参加した。一文の得にもならないけれど、貴重な時間を投じ、公のために動く人々がこれほど大勢いる。われわれはそれを誇りに思っていい。 それに引き替え、「配備は米政府の方針で、日本がどうしろこうしろという話ではない」(野田佳彦首相)という国家トップの発言の、何と軽いことか。住民の命を守る責任も、国の主権も放棄するこの政府にもはや当事者能力はない。沖縄が主体的に解決したい。 生けにえのごとく それにしても、「差別」や「犠牲」を強要されているという認識が、これほど繰り返された大会はかつてなかった。 大会で共同代表の平良菊・県婦人連合会会長は「沖縄の心を、子どもを犠牲にし
政治 在沖海兵隊、県外移転「支障なし」 米シンクタンク研究者ら2011年10月5日 Tweet 【東京】米国防総省に近いシンクタンク「ランド研究所」の研究者2人と、著名な安全保障専門家、リチャード・サミュエルズマサチューセッツ工科大学教授が米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」9月号で、「海兵隊を沖縄から移動させても、ほとんどの緊急事態における作戦遂行上、大きな支障は生じない」と指摘している。同教授らは沖縄からの海兵隊移転について「県民に歓迎され、結果的に日米同盟の強化につながる」と明言。米政府に対し在沖海兵隊をグアムなどに移転させる努力を続けるべきだと促している。 著者はサミュエルズ氏のほか、ランド研究所のエリック・ヘジンボサム、エレイ・ラトナーの両氏で、論文の題目は「漂流する日本の政治と日米同盟」。 サミュエルズ氏らは、中国と北朝鮮に対する抑止力について触れ「嘉手納基地は非常に
日曜日に放映されたもの。 http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html シリーズ4回目の今回は、60年安保当時、「安保賛成」の立場で活動した学生たちのグループ「土曜会」メンバーの回想と、その後を描いた内容だった。 このグループの出身者たちは、後に政界・官界・経済界・マスコミ及び言論界などの有力な地位について働くようになった。 番組中でコメントしていた佐々淳行氏や谷内正太郎氏などは、その代表例である。 このメンバーたちの「その後」を語る言葉で印象的だったのは、学生だった60年安保の頃は、安全保障の問題を真剣に考えて議論したり活動したりしてたのだが、卒業し社会で働くようになると、経済成長を続ける社会の雰囲気に飲み込まれたということもあり、「安保」のことには次第に関心がなくなっていった、という述懐。 これは、ほとんどの人が口を揃えて言っていた。 そ
(09/14)2010年版「防衛白書」 (09/13)真田軍記 (09/11)結納金と持参金 (09/10)代表選2010「悪党ケンの妄想」 (09/09)代表選2010「演説の風格」 (09/08)今度は鯨漁? (09/07)秘書の悲哀 (09/06)自殺島 (09/04)小沢に一票 (09/03)代表選の罠−プロとアマ 代表選2010の初期情勢 by ケン (09/14) 代表選2010の初期情勢 by zack go go go (09/14) 代表選2010の初期情勢 by o-tsuka (09/14) 代表選2010「悪党ケンの妄想」 by ケン (09/13) 代表選2010「悪党ケンの妄想」 by ポチ (09/12) 代表選2010「悪党ケンの妄想」 by ケン (09/11) 代表選2010「悪党ケンの妄想」 by Sgt_Sunders
(03/14)デフレ時代を生き残るために (03/13)江戸時代の話し言葉・下 (03/12)江戸時代の話し言葉・上 (03/11)朝鮮高校の無償化をどう考えるか (03/10)日米安保の原点 (03/09)基地問題に見る日米安保の本質 (03/08)普天間基地移設問題の本質 (03/07)御伴で迎賓館へ (03/06)長崎の前近代性 (03/05)モンゴル人の「氏名」 基地問題に見る日米安保の本質 by ケン (03/14) 基地問題に見る日米安保の本質 by たけ (03/13) 朝鮮高校の無償化をどう考えるか by ケン (03/12) 朝鮮高校の無償化をどう考えるか by おい (03/12) 基地問題に見る日米安保の本質 by ケン (03/12) 基地問題に見る日米安保の本質 by たけ (03/11) 基地問題に見る日米安保の本質 by ケン
<仮訳> 共同発表 日米安全保障協議委員会 2010年5月28日 英語版はこちら 岡田外務大臣 北澤防衛大臣 クリントン国務長官 ゲイツ国防長官 2010年5月28日,日米安全保障協議委員会(SCC)の構成員たる閣僚は,日米安全保障条約の署名50周年に当たる本年,日米同盟が日本の防衛のみならず,アジア太平洋地域の平和,安全及び繁栄にとっても引き続き不可欠であることを再確認した。北東アジアにおける安全保障情勢の最近の展開により,日米同盟の意義が再確認された。この点に関し,米国は,日本の安全に対する米国の揺るぎない決意を再確認した。日本は,地域の平和及び安定に寄与する上で積極的な役割を果たすとの決意を再確認した。さらに,SCCの構成員たる閣僚は,沖縄を含む日本における米軍の堅固な前方のプレゼンスが,日本を防衛し,地域の安定を維持するために必要な抑止力と能力を提供することを認識した。SCCの構成
military.comが普天間問題に関する日米合意について報じました。この記事も、天安事件がこの合意に影響したと書いています。 気になる部分を訳出します。 共同声明は、北朝鮮の魚雷によるとされる3月の韓国艦の撃沈を取り巻く緊張の激化を強調するように見えます。 1960年の安全保障条約の下で、米軍は日本の土地と施設を使う許可を与えられました。お返しに、アメリカは日本への攻撃に対応し、その核の傘で国土を保護しなければならないのです。 ヒラリー・クリントン国務長官、ロバート・ゲーツ国防長官、日本の岡田克也外務大臣、北澤俊美防衛大臣が出した共同声明は、アメリカと日本は「沖縄を含む日本における米軍の堅固で前方への駐留が、日本の防衛と地域の安定を維持するために必要な抑止力と能力を提供すると認識した」と声明は言いました。 ここでも、天安事件が影響したと書かれています。しかし、鳩山総理の移転交渉が頓挫す
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
1998年には琉大客員研究員で沖縄にいて、ハワイ東西センターに行ったシーラ・スミスさんは、現在はアメリカのシンクタンクの上級研究員らしい。彼女のインタビュー記事がタイムスに掲載されていた。普天間/新基地建設問題のこれからを考えるのに有意義な発言であり、ウェブでは見当たらなかったので、資料としてここにタイプしておいておく。 ==================================== (沖縄タイムス2009.7.27朝刊二面) オバマ政権の対日政策や政権選択選挙を控えた日本の状況は米側からどうみえるのか。米シンクタンク、外交問題評議会(CFR、ワシントン)の上級研究員で、日米関係やアジア安保、沖縄問題に詳しいシーラ・スミスさんに聞いた。 (屋良朝博・論説兼編集委員) INTERVEW/論点/このひと シーラ・スミス(米CFR上級研究員) ―新政権の対日布陣は。 「オバマの
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