2020年4月1日、相模原障害者殺傷事件の植松聖死刑囚に接見した。既に3月31日に死刑は確定しているのだが、死刑確定者の処遇に移る事務手続きにある程度日数を要するため、その間は接見が可能なのだ。恐らく次の週末か週明けには接見禁止になるのではないだろうか。 裁判は終わっても事件については考える必要がある なぜ私が連日のように接見しているかといえば、これで相模原事件が終わって一気に風化してしまう怖れがあるので、死刑が確定しても何とか植松死刑囚と連絡をとれるような態勢を作れないかと思っているからだ。 私のところには事件に関心を持っていた障害者問題や福祉関係の方からいろいろ連絡があるが、一様に言うのが「裁判は終わってもこれで議論や検証を終わらせてしまってはいけない。大事なのはこれからだ」ということだ。 まさにその通りなのだが、それは簡単なことではない。何よりも植松死刑囚が接見禁止になり、世の中から