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し:社会とぶ:文学に関するdimitrygorodokのブックマーク (8)

  • フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた

    水林章(72)はフランス語の著作『彷徨礼讃』(2014 未邦訳)のなかで次のように述べている。 「人は自分の出生の条件に関する一切を選ぶことのできないまことに不自由な存在だが、言語については母語以外の言語を選ぶ自由を行使できる」 水林は出自のうえでは紛れもなく日人だが、2011年以降、18歳のときから学びはじめたフランス語で自らを表現する著作家になった。いまではフランス語表現作家の一人として、広く知られている。水林の著作の大半は白地の装丁が特徴のガリマール社から出ており、パリの書店の新刊コーナーでもひときわ目を引く。 パリと東京を行き来し2つの言語で夢を見る水林は、12年前からフランス語で書くことに専心している(註:12年にわたって日語を「留守」にしたあと、水林は2023年9月に『日語に生まれること、フランス語を生きること』という日語と日社会をめぐる評論を上梓している)。 202

    フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2024/01/01
    “国王は社会的ヒエラルヒーの頂点にいると考えられますが、国王は一個の現世的存在にすぎません。彼らの上に位置する宗教的ないし自然法的価値が、ヨーロッパには存在しました。そこが、根本的な相違点です。”
  • 名セリフ大全 第1回 宮部

    これを聞いてうなずかない女性はいないんじゃないかと思える、名セリフ…というより、格言に近いでしょうか。ストーリーの筋の中では重要度の低いセリフでしたが、妙に印象に残りました。 「女というのはこういうもの」という表現をした言葉は数多くありますが、格言として後に残るものはたいがい男性が口にしたものですね。なかなか、よく観察しているものです。 これも、やはり言った佐々木自身の経験則か?

    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2023/01/23
    “「ごめんで済めば警察は要らないんだからさ」「オレはそうは思わない。父ちゃんがいつも言っている」と、慎吾は拳骨を握った。「『ごめんと言う気持ちがあれば、警察が要らないことはいっぱいある』って」”
  • カズオ・イシグロ氏、若い作家の自主検閲を懸念 「ネットでの攻撃を恐れている」 - BBCニュース

    若い作家はインターネットでの攻撃や全否定を恐れ、自主検閲しているのではないか。日生まれの著名な英作家サー・カズオ・イシグロ(66)がBBCのインタビューで、懸念を示した。 「日の名残り」、「わたしを離さないで」などの作品で知られ、2017年にノーベル文学賞を受賞しているサー・カズオは、インターネットなどで世間に広がる攻撃的で否定的な空気を恐れる、「恐れの風潮」の中で、書きたいことを書かない人がいると警鐘を鳴らした。

    カズオ・イシグロ氏、若い作家の自主検閲を懸念 「ネットでの攻撃を恐れている」 - BBCニュース
  • これ以上、「おじさん」に誰かの魂を削ってほしくない 女性の中にも「おじさん」は存在する

    ——カッコつきの「おじさん」は、今の社会システムを象徴する言葉として使っています。一人一人を批判していません。 著者の松田青子さんはそう説明する。 小説で使われている「おじさん」という言葉に年齢は関係ない。そして、女性の中にも「おじさん」は存在するという。なぜなら、社会が女性にも「おじさん」になることを推奨しているからだ。

    これ以上、「おじさん」に誰かの魂を削ってほしくない 女性の中にも「おじさん」は存在する
  • 漱石はなあ、組織に馴染めんやつ、時代遅れ、アスペ……その他もろもろの..

    漱石はなあ、組織に馴染めんやつ、時代遅れ、アスペ……その他もろもろの「はみだし者」の心のよりどころになる文章を山のように生み出したんや。それだけでなく、「なんでそうなるのか」「どうしたらええんか」について、誰よりも早く考え、真面目に悩み、胃潰瘍で血を吐くほど苦しんで苦しみ抜いて書き続けて死んだんや。すごい人なんやで。 そもそもな。文学というのは、「形のないものに形を与える」営為なんや。こいつのおかげで、人の抱える人生への悩み、生きづらさみたいなもんに少しだけ形を与えることができて、それは心理学的に言えばめちゃめちゃ大きい社会的な「癒やし」効果になるんや。漱石がやったのはそういうことになる。端から見れば、ただ「小説を書いてた」だけやろな。漱石がもともと建築家になるつもりやったって知っとるか。けどなあ、友達に止められたんや。「夏目くん!残念ながら日はまだまだ二等国や。君が思うヨオロッパみたい

    漱石はなあ、組織に馴染めんやつ、時代遅れ、アスペ……その他もろもろの..
  • 「みんながこの状況を過度に恐れすぎている」――沢木耕太郎が「旅なき日々」に思うこと【#コロナとどう暮らす】(Yahoo!ニュース 特集)

    初めての一人旅は高校1年生の春休み、国鉄の切符を手に周遊した東北地方だったという作家・沢木耕太郎。それから半世紀以上、さまざまな国々を旅して回ってきた彼は、新型コロナウイルスで世界への門扉が閉ざされる今、何を思うのか。沢木が語る「コロナ禍」「東京五輪2020」、そして「旅と人生」。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース 特集編集部) 80年代・90年代のバックパッカーブームを後押しし、日中の若者を旅へと駆り立てた沢木耕太郎の『深夜特急』(新潮文庫・全6巻)。主人公「私」の一人語りで綴られる、アジア、中東、ヨーロッパの旅は、いつ読み返しても新鮮なときめきを与えてくれる。 沢木は現在72歳。一貫してメディア出演を控えているというが、すらりとした体躯に背筋の姿勢の伸びた姿勢、精悍なまなざしは、旅に生きる作家のイメージそのまま。はじめに、この春のステイホーム期間はどのように

    「みんながこの状況を過度に恐れすぎている」――沢木耕太郎が「旅なき日々」に思うこと【#コロナとどう暮らす】(Yahoo!ニュース 特集)
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2020/08/02
    ちょっと感染症を甘く見てる様だし対策を徹底しないと意味ないのにそこ疎かにした政治や財界の責任を軽く考えても居る様であり、読んでて辛い。
  • 「非現実的」とボツのパンデミック小説、コロナ禍受け出版

    一度ボツとなった作品が、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、出版される運びとなった/Quercus (CNN) パンデミック(感染症の世界的な流行)に襲われた社会の悲惨さなどを描き、出版社が最初は「非常に非現実的」として突き返した小説が新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)で注目を浴び、このほど初めて刊行された。 この小説は英国スコットランドの作家、ピーター・メイ氏(68)が2005年に執筆した「Lockdown」。 物語の舞台はパンデミックの発生源となるロンドンで、当局が都市封鎖を迫られる過程などを描いた。現実味を帯びさせるため米英両国が02年から準備したとするパンデミックへの対応策に関する文書を参考にしたという。 メイ氏はCNNの取材に、科学者は当時、次の大きなパンデミックは鳥インフルエンザと予想していたと指摘。実際に起きる可能性があったため鳥インフルエンザを十分に勉強し、ロンド

    「非現実的」とボツのパンデミック小説、コロナ禍受け出版
  • 三島忌 - Arisanのノート

    11月25日は三島由紀夫の命日、つまりいわゆる「三島事件」のあった日である(1970年)。 ぼくはこの事件のとき、もちろんまだ子供だったが、当時フジテレビの「3時のあなた」という人気のワイドショー番組があり、学校から帰宅すると、事件のことを緊急特番的まに報じていたのを、忘れない(しかし、もっと後の時間だったかも知れない。番組が延長されていたのか?)。 三島については、名前は何となく知っていたようである。 そして、それ以外の記憶というのはないのだが、ただ一つの強い印象としてあるのは、この事件が、その後長い間社会の全体か、少なくともある人たちの間に、何か重しのようなものを残したらしい、という感じである。 それは、テレビや雑誌や新聞などの情報に接していて、そんな感じを持ったのであろう。 だが最近、この事件に関して語られていることを読むと、当時の雰囲気が忘れられた、なかったことになされてしまってる

    三島忌 - Arisanのノート
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