[落下傘降下訓練]いつまで軍優先なのか 2011年5月22日 09時28分Tweet(4時間14分前に更新) 「全ての訓練を日本側に通告するわけではない」 米空軍が嘉手納基地で20日に実施したパラシュート降下訓練について、地元首長らの抗議に対し、基地司令官は「事前通告すればよかったのか」と反論した。開き直りなのか、この問題の過去を知らないだけなのか。 いずれにせよ、政府は何らかの行動を起こすべきだ。 確認すべきは1996年の日米特別行動委員会(SACO)でパラシュート降下訓練は伊江島で実施するという両政府間の合意があることだ。 ところが、伊江島は降下訓練のコンディションが悪いらしく、96年7月から97年9月までの訓練は73%が中止したと米側は苦情を訴えた。98年5月に嘉手納で降下訓練が実施された。 自民党政権は米政府と交渉し、その後に通告があった訓練を延期させた。当時の野中広務官房長官(沖